ウソだろ!? タイシニア参戦中の倉本昌弘&加瀬秀樹はドライバー320gなの?
26日、タイのレガシーゴルフクラブ(バンコク)にて、タイシニアPGAツアーの開幕戦「サンワード・シニア・チャンピオンシップ セキワカップ2025」の初日が開催。現地で倉本昌弘、奥田靖己らトップシニアプロが参戦しているが、面白いギアを発見。その詳細をレポートしたい。
倉本昌弘は、ドライバーでは『B3 MAX』(9.5度)で『スピーダーバイオレット 60X』を採用。シャフトは6Xで、総重量は320g台となるハードスペックだという。
「(なぜ重いクラブを使うのか?)やっぱり重い方が、ゆったり振れる。歩くように足を使って振れるんです。クラブでゆったり振られるから、ケガもしづらいんです。硬いと言われても……。振動数とか見て振りやすいのを使っているだけ。バランスはD2.。ちょっと前は330g台のドライバーも使ってました」(倉本)
加瀬秀樹は、ドライバーでは『スリクソン ZXi TR』で『ツアーAD GC 7X』を採用。シャフトは7Xで、0.5インチほどチップカットしているので、シャフトはより硬くなるという。こちらもドライバー総重量は327gで仕上げている。
「軽くて軟らかいと力の入れどころが分からないんです。僕は重みを生かしてボディターンで振りたい。軽いものも試したんですが、“間”を取るのが難しいです。重い方がやっぱりトップで“間”が取れますね」(加瀬)
加瀬曰く、パーシモンドライバー育ちは、重いクラブの方が振りやすいらしい。
「パーシモンドライバーは本当に重かったので(320~340g)、それに慣れている我々世代は重いヘッドを好む人は多いでしょう。自分で腕を柔らかく使ってヘッドを走らせる人は軽いクラブでも大丈夫だと思いますね」(加瀬)
やはりトッププロは常人の想像をはるかに超える能力の持ち主だった。
◇ ◇ ◇
藤田の14本のセッティングを分析。関連記事【藤田寛之の14本を分析! 他がスチールでなぜ5Iだけカーボン? シャフト50gにしたのか? シニア流行の『ラウネプロ』シャフトはいいの?】を読めば、強さの秘密がわかります。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。