石川遼がティショット乱調で『75』と予選落ちの危機 「立て直す力がなかった」
<日本プロゴルフ選手権 初日◇4日◇富士カントリー可児クラブ 志野コース(岐阜県)◇7164ヤード・パー71、7201ヤード・パー72>
「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」でツアー19勝目を挙げ、国内メジャー2戦目に挑む石川遼だったが、初日は1バーディ・2ボギー・1トリプルボギーの「75」。4オーバー・123位タイと厳しいスタートとなった。
「もうちょっとティショットがまっすぐ行って、アイアンもピンに行って、パターも入ってくれれば、いいスコアで回れたのかな」とやや自虐を込めたコメントで苦笑い。それだけ初日のラウンドは受け入れられない結果となった。
1番からスタートすると、ティショットを右に曲げ隣の4番ホールまで行った。「ドタバタになっちゃった」とこのホールをボギーとしたことで流れを悪くした。その後も6番でボギー、後半12番でバーディとするも、16番ではティショットをOBにしてしまい結果はトリプルボギー。「立て直す力がなかった」と最後までチャンスは訪れなかった。
「うまくいったことを見つける方が難しい」。そう振り返る石川は、「ホールローケーションに対して、自分のショットだったりラインを信じ切れていなかった」ことが原因と見る。OBとした16番も「アドレスが右を向き過ぎていた」と話すほど。また、ドッグレッグも多いこのコースでティグランドの立ちづらさもあったようだが、「その幅に打っていく練習をしてきているので、そこをやらないといけない」と言い訳はせず自分の課題と捉えた。
「練習場で出るミスの傾向と試合では違うので、同じになってくるまで感覚をすり合わせないといけない。もう一回整理して生かしてやっていきたい」。初日に得た課題をこなしていく2日目になりそうだ。(文・齊藤啓介)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。