「セプテンバー5」がアカデミー賞脚本賞ノミネート。ショーン・ペンらが舞台裏を語る映像公開
1972年9月5日にミュンヘンオリンピックで、パレスチナ武装組織〈黒い九月〉がイスラエル選手団を人質に取ったテロ事件。その模様を全世界に生中継することになったスポーツ番組のクルーたちを描いた「セプテンバー5」が、第97回アカデミー賞で脚本賞にノミネートされた。併せて、プロデューサーを務めたショーン・ペンをはじめとするスタッフ&キャストが舞台裏を語る映像が到着した。(映画の日本公開は2月14日)
「脚本を読んですぐにやると決めた」(ショーン・ペン)、「見事な脚本で、物語の伝え方を熟考してある」(ピーター・サースガード)と、まずは脚本を称賛。続いて「このテロ事件を報道したのが(テレビのニュース報道局ではなく)スポーツ中継班だとは知らなかった」(ジョン・マガロ)、「同じ事件を描いた他の映画とは一線を画している」(プロデューサーのジョン・イラ・パーマー)、「1972年の事件を新しい視点で届ける。現代に生きる人にこそ見てほしい」(脚本のモーリッツ・ビンダー)、「すべては一室で起きている。その世界に挑みたかった」(ティム・フェールバウム監督)など、驚きや新しさ、挑戦が述べられる。
さらに「最高の美術チームが作り上げたセットが、俳優の魅力を引き上げると証明した」(ショーン・ペン)、「観客が物語に没頭できるようにテンポの速い作品にしたかった」(編集のハンスヨルク・ヴァイスブリッヒ)など、舞台裏チームの尽力が明らかに。
最後に「全員のエネルギーが生み出した至極の作品だ」と自信を見せるショーン・ペン。緊迫の物語に注目だ。
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配給:東和ピクチャーズ
記事提供元:キネマ旬報WEB
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