ベルトラン・ボネロ監督×レア・セドゥ主演。転生する男女の運命は──「けものがいる」
「SAINT LAURENT サンローラン」「メゾン ある娼館の記憶」の鬼才ベルトラン・ボネロが、文豪ヘンリー・ジェイムズの『密林の獣』を大胆に翻案し、100年以上の時を超えて転生する男女の数奇な運命を描いた「けものがいる」が、4月25日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。ポスタービジュアル、予告編、場面写真が到着した。
AI中心の社会となった2044年。有意義な仕事を得るには、もはや不要となった人間感情を《消去》しなければならず、ガブリエルはその行為に疑問を抱きながらも実行を決意する。そしてトラウマとなった前世の1910年と2014年へ遡り、双方でルイという青年に惹かれていくが、「何かが起きる」という強い恐れに苛まれる──。
ガブリエル役をレア・セドゥが務め、ルイ役は決定していたギャスパー・ウリエルが事故で急逝したため、「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マッケイに託された。さらに監督・俳優として活躍するグザヴィエ・ドランが共同プロデューサーに名を連ね、声の出演も果たしている。
第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、公式批評スコアで1位を獲得。3つの世界をまたぐ壮大なロマンティック・スリラーに期待したい。
「けものがいる」
監督・脚本・音楽:ベルトラン・ボネロ
ヘンリー・ジェイムズ「密林の獣」を自由に翻案
共同プロデューサー:グザヴィエ・ドラン
出演:レア・セドゥ、ジョージ・マッケイ、ガスラジー・マランダ、グザヴィエ・ドラン(声)
2023年/フランス・カナダ/仏語・英語/ビスタ/5.1ch/146分
原題:La bête 字幕:手束紀子 配給:セテラ・インターナショナル
©Carole Bethuel
公式サイト:kemonogairu.com
記事提供元:キネマ旬報WEB
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