北村匠海が闇堕ちする「悪い夏」、OKAMOTO’Sのイメージソング入り予告編解禁
“クズとワルしか出てこない”と話題を呼び第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した染井為人の同名小説を、北村匠海(主演)×城定秀夫(監督)×向井康介(脚本)により映画化した「悪い夏」が、3月20日(木・祝)より全国公開される。本ビジュアルが到着し、イメージソングに決まったOKAMOTO’Sの新曲『Cheep Hero』の入った予告編が解禁された。
市役所の生活福祉課に勤める佐々木守(北村匠海)。同僚の宮田(伊藤万理華)より「職場の先輩である高野(毎熊克哉)が、生活保護受給者の女性に肉体関係を強要しているらしい」と相談され、真相究明を手伝ってほしいと頼まれる。真面目で気弱な佐々木は面倒だと思いつつも断れず、当該の女性である育児放棄寸前のシングルマザー・愛美(河合優実)を訪問。
すると愛美は高野との関係を否定するが、実は裏社会の住人である金本(窪田正孝)、その愛人の莉華(箭内夢菜)、手下の山田(竹原ピストル)が企てた犯罪に加担していた。そうとは知らず、愛美に惹かれていく佐々木。ふとしたきっかけで万引きを繰り返すようになった生活困窮者の佳澄(木南晴夏)らを巻き込み、悪夢のような夏が始まる──。
北村匠海がボーカルを務めるバンド〈DISH//〉に楽曲を提供したり、対バンをしたりと親交が深いことから、イメージソングをオファーされたOKAMOTO’S。10枚目のオリジナルアルバム『4EVER』(1月22日リリース)より、『Cheep Hero』を提供することになった。同曲が盛り上げる狂乱サスペンスに注目したい。
オカモトショウ(OKAMOTO’S)コメント
映画を観てびっくりしました。あれ!?俺、この曲この映画のために書いたっけ!?というくらい、“悪い夏”の世界観に俺たちのCheep Heroの歌詞の内容やサウンドがピッタリハマっていたのです。もちろんこの曲を作った時映画は完成前だったので見て書いたわけがないのですが笑、驚くくらい北村匠海くん演じる主人公、佐々木守をはじめとして登場するキャラクター達の「ヒーロー不在の世の中でもがき足掻く」感情とリンクしてしまっていたのです。それだけ今の世の中をリアルに生きてる人たちの心に共通する部分が描かれた映画、それに曲だった、というところに尽きると思うのですが、こんな風に音楽と映画がマッチングすることがあるのかと感激しております。俺たちの曲を見つけ出してくれた映画チームの皆さんに感謝しかありません!!
そして俳優のみなさんの怪演含め、心に突き刺さるこの素晴らしい映画“悪い夏”に自分たちの曲が花を添えられることを嬉しく思っています!
©2025映画「悪い夏」製作委員会
配給:クロックワークス
記事提供元:キネマ旬報WEB
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