見た目も愛される? がっちり・ぽっちゃり体型の選手たち【山本萩子の6-4-3を待ちわびて】第149回
さまざまな体型の選手について語った山本キャスター
みなさんこんにちは。野球大好き山本萩子です。
年が明けて来月からはキャンプがスタートしますが、それまで私たちを楽しませてくれるのは移籍のニュースです。
FAで楽天からヤクルトに移籍した茂木栄五郎選手の人的補償で、小森航大郎選手の楽天への移籍が決まりました。高卒4年目となる小森選手は、昨年は1軍で初出場を果たし、さらに2軍で盗塁王に輝くなど将来を嘱望された選手でしたから、残念な思いはあります。でも、これがFA選手を獲得するということなんですよね。小森選手の新天地での活躍を心から願うばかりです。
昨年12月の現役ドラフトでは、矢崎拓也投手が広島からヤクルトへ。矢崎投手は慶應大出身で、神宮球場にも親しんでいる選手ということもあり、同じ慶應の木澤尚文投手との"2枚看板"に期待したいところです。矢崎投手の移籍が決まったとき、母からこんなLINEが送られてきました。
「木澤と矢崎の慶應ムキムキ半袖コンビに期待」
山本家は矢崎投手の体型に注目しています。176cm・99kgのがっちり体型。近年はスリム体型の選手も目立つ中で、矢崎投手のような"がっちり型"はそれだけで目立ちます。
打者に限れば、昔も今もがっちり型の大打者がたくさんいます。"おかわりくん"こと中村剛也選手や、中田翔選手、筒香嘉智選手、村上宗隆選手も。一方で、山田哲人選手、坂本勇人選手のような細身の長距離打者も増えてきました。
アスリートはたくさん筋肉をつけたほうが有利のような気もしますが、必ずしも成績につながるとは限らず、逆に調子を落としてしまう選手もいます。そう考えると、きちんと結果を残している矢崎投手も、今の体重がベストに近いということでしょう。
だんだんと(球)春の足音が聞こえてきましたね......ワクワク。
MLBにもまるいフォルムで人気な選手もいます。代表的なのがブルージェイズのアレハンドロ・カーク選手です。捕手として入団したカーク選手の身長と体重は173cm・120Kg。マスクもかぶったときのフォルムが愛くるしすぎて、「まるで子供のよう」と話題になったくらいです。
もうひとりは、現在FA中のダン・ボーゲルバック選手。2019年には30本塁打を放ち、オールスターにも選ばれた強打者です。こちらも、まるまるっとした体型でMLBファンにはお馴染みの選手。ちなみに、我が盟友の牧野真莉愛もボーゲルバック選手のことが大好きで、初めて見た瞬間に「胸をズキュンと撃ち抜かれた」とか。
ちなみに山本家では昔から、がっちり体型の選手が愛されてきました(うちの夫もシロクマのようだと個人的には思っているのですが)。体が大きいことはひとつの個性です。結果が何より大事にされる世界にあっても、自分らしさを出すこと、個性的であることが人気に繋がるのも、プロスポーツの常であることがわかります。
体が大きい選手は自然と目に入ってしまいますし、人気が爆発するポテンシャルがあると思っています。矢崎投手にもぜひ、神宮が狭く感じるような迫力満点のピッチングを見せてほしいです。
それでは、また来週。
構成/キンマサタカ 撮影/栗山秀作
記事提供元:週プレNEWS
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