萩原利久&古川琴音 アニメ声優初挑戦にしてダブル主演 「花緑青が明ける日に」公開決定
四宮義俊が自身のオリジナル脚本で描く、初の長編アニメーション監督作「花緑青が明ける日に」が、2025年に劇場公開されることが明らかになった。日仏共同製作で、萩原利久と古川琴音がアニメ声優初挑戦にしてダブル主演を務める。
「花緑青が明ける日に」の舞台は、土地立ちのきの強制執行が迫る創業330年の花火工場である帯刀煙火店。そこで育った若者たちと、幻の花火「シュハリ」をめぐる2日間の物語を描き出す。萩原利久が老舗の花火工場「帯刀煙火店」の次男で、失踪した父親に代わり幻の花火を完成させようと奮闘する帯刀敬太郎役を、古川琴音が敬太郎の幼なじみで、地元を離れ東京で将来の道を模索している式森カオルを演じる。
監督は、日本画家としての活動を軸に、新海誠監督や片渕須直監督など名だたる監督のアニメーション作品に参加し、CMやミュージックビデオも手掛ける四宮義俊が務める。
萩原利久と古川琴音のコメントも公開された。コメントは以下の通り。
【コメント】
■萩原利久
初めて声優のお仕事をさせていただき、とても新鮮でした。最初一人でアフレコをしていた時にはなかなか手応えを掴むことができず、監督の「OK」だけを頼りにしていたのですが、最終日に古川さんと掛け合いで収録させていただいて、一人で録っている時とは全く体感が違って。普段いかに周りの人や環境に支えられてお芝居をしていたのかと実感させられました。僕自身、最初に脚本やVコンテを拝見した時に「これは凄い作品になるんじゃないか」と感じましたので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。
■古川琴音
四宮監督が構想から8年という長い年月をかけて育まれた、大切な作品に呼んでいただけたことがとても嬉しく、声優は初めてでしたが体当たりで臨ませていただきました。
声を録りながら、5年前のコロナのことを思い出していました。全国の花火大会をはじめ、伝統ある催事が次々と無くなっていくことを当時は憂いてばかりいましたが、今思えばそんな私の日常を支えてくれていたのが、現代のカルチャーを先導している日本のアニメでした。この作品は、日本画家出身の四宮監督がアニメで花火を描いた温故知新の芸術だと思います。その創作の一端を任せていただいたこと改めて光栄に思います。
【作品情報】
花緑青が明ける日に
2025年全国公開
配給:アスミック・エース
©A NEW DAWN Film Partners
記事提供元:映画スクエア
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