遺体安置所でのバイト初日 「怖くない」と言い聞かせてもやはり怖い 「モルグ 屍体消失」本編映像
2025年1月17日より劇場公開される、1994年にデンマークで公開され、その年の興行成績1位を記録した北欧カルトホラーの傑作と評される映画「モルグ 屍体消失 デジタルリマスター」から、主人公のモルグ(遺体安置所)でのアルバイト初日の様子を捉えた本編映像が公開された。
映像では、本編映像では、モルグ(遺体安置所)でアルバイトを始めた主人公・マーティン(ニコライ・コスター=ワルドー)の勤務中の様子が映し出されていく。ズラリと並ぶ遺体が視界に入らぬよう目元を手で隠しながら、鍵のもとへゆっくりと慎重に進むマーティン。バイオリンによる不協和音のBGMが鳴り響く中を、小声で歌を口ずさみ、「怖くない…怖くない…」と自分に言い聞かせるマーティンだったが、否が応でも想像はふくらみ、恐怖感が増していくのだった。
「モルグ 屍体消失」は、法科学生のマーティンが、病院の遺体安置所(=モルグ)で夜警のアルバイトを始めることから始まる物語。前任の夜警からそこがいわくつきの場所であることを聞き、また死体が並ぶその異様な雰囲気に冷たい恐怖を覚えるマーティン。一方その頃、娼婦を狙った連続猟奇殺人事件が世間を騒がせており、マーティンの働く病院にも皮膚を剥ぎ取られたおぞましい被害者の死体が運び込まれてくる。その日を境に彼の周りで不可解な出来事が起こるようになり、マーティンはさらなる妄執に取りつかれていく。ある日、遺体安置所の死体が不自然に動かされている痕跡が見つかり、事件を捜査するウォーマー警部は、状況証拠からマーティンに死姦・妄想狂の疑惑の目を向けるようになる。
1994年のデンマークの興行成績1位を記録し、1997年にはユアン・マクレガー主演でハリウッドリメイクも製作され、さらに本国デンマークでは監督・主要キャストが再集結した新作続編が劇場公開されるなど、いまもなお人気を誇っている本作。日本では当時VHSが発売されたのを最後に、長らく視聴困難な状況が続いていたが、30年の時を経て、デジタルリマスター版として劇場公開されることとなった。
【作品情報】
モルグ 屍体消失 デジタルリマスター
2025年1月17日(金)より、シネマート新宿、池袋 HUMAX シネマズ ほかにて全国公開
配給:OSOREZONE
© THURA FILM 1994
記事提供元:映画スクエア
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