今季プレーオフ最終戦「ツアー選手権」のフォーマットが変わる? PGAツアーが現在検討中
今季の年間王者が決まるプレーオフ最終戦「ツアー選手権」のフォーマットの変更が、現在PGAツアーで話し合われているという。米メディアのザ・アスレチックが最初に報じ、AP通信も追従した。
今週、ハワイ州カパルアの「ザ・セントリー」で開幕した2025年シーズンは、8月にプレーオフ3戦が行われ、最終戦の 「ツアー選手権」は8月21〜24日、ジョージア州アトランタのイーストレイクGCで開催される。
これまで何度かそのフォーマットが変更されてきたが、現在は“ハンディキャップ方式”を採用。プレーオフ第2戦目までのランキングに応じ、スタートのスコアが決まるものだ。2024年はランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)が10アンダーから3位だった松山英樹は7アンダーから第1ラウンドを開始した。
過去には最終戦を迎える前に年間王者が決定したり、ツアー選手権の勝者と年間王者の2人が決定するフォーマットで「わかりづらい」との声も上がった。
現在話し合われているのは、マッチプレーで行われる“ブラケット・スタイル”のフォーマットや、最初にストロークプレーを行い、上位8選手によるマッチプレーなど、いくつかが検討されているという。
当初は2025年シーズンからの変更もあり得ると報じられたが、ツアーの選手諮問委員会はまだいかなる提案も見ておらず、2025年のツアー選手権に間に合うように変更する可能性は低いとAP通信は伝えている。
現在のフォーマットが始まったのは2019年から。昨季ツアー選手権までに6勝を挙げていたシェフラーは1位で10アンダー、2位はメジャー2勝のザンダー・シャウフェレ(米国)で8アンダーだったが、2位との差が少なくシェフラーは「馬鹿げたフォーマットだ」としていた。(文・武川玲子=米国在住)
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