<情事と事情>倉科カナ“英里華”の登場で物語が大きく動き出す…「初めてもこの部屋だったね」
倉科カナが主演を務めるドラマ「情事と事情」の第5話が1月2日にLeminoで独占配信された。第5話では、主人公・愛里紗(倉科)の双子の妹・島崎英里華(倉科/2役)が登場し、物語を大きくかき乱す。 (以下、ネタバレを含みます)。
双子の姉妹の事情
同ドラマの原作は、小手鞠るいによる同名小説。7人の男女がそれぞれ抱える事情が複雑に交錯し、やがて意外なつながりを見せていく、“情事と事情”が絡み合う大人の恋愛群像劇だ。
倉科は、裕福な家庭の娘として生まれ、装幀家としても活躍する主人公・結城愛里紗。また、双子の妹・島崎英里華も演じる。ほか、自分を律し過ぎているフリーライター・中条彩江子役をさとうほなみ、カメラマンとして独り立ちするために売り込み中の世良晴人役を佐藤寛太、フリーターとしてホテルのティーラウンジでピアノを弾いている玉木まりも役を森香澄、恋人の営むバーでピアノを弾きながら気の向くままに暮らしている佐藤玲門役を寺西拓人、愛里紗の夫で、まりもと愛人関係にある結城修役を金子ノブアキ、ピアノバーの経営者バーテンダーで親子ほど年の違う玲門の恋人・水無月流奈役を真飛聖が務める。
ソファーで修に寄りかかる英里華
前回、アメリカで暮らしている英里華が帰国すると修に話していた愛里紗。その際、修と英里華は数回しか顔を合わせたことがないとのことだった。だが、まさかの衝撃展開が。空港に到着した英里華の前に現れたのが修だったのだ。
2人が向かったのは、まりもがピアノを弾いているホテル。まりもは修が英里華の腰に手を回して歩いているところを目撃し、ピアノを弾きながらもぼうぜんとした顔に。そんなまりもを修は一目見るも、すぐに視線を外す。さらに、仕事の合間の時間つぶしで立ち寄った彩江子も修と英里華の姿を見ていた。
その後、ホテルの部屋でルームサービスの食事をとり、ソファーで修に寄りかかる英里華。「初めてもこの部屋だったね」と英里華が投げ掛けると、「いいの?悪いことだけど」「後悔しない?」と修が聞き、英里華は「しない」と返してキスをし、2人はベッドに移動した。
「伝えるべきか悩んだんだけど…」
弁護士の友人から「余計なことしないほうがいいんじゃない」と言われた彩江子だが、愛里紗に電話をして修と“緑色の服を着た女性”との密会を告げた。「伝えるべきか悩んだんだけど、黙っているのも正しくないような気がして」と言う彩江子に、愛里紗は「彩江ちゃんらしい。教えてくれてありがとう」と言って電話を切った。
その夜、愛里紗の自宅にやって来た英里華の洋服は、彩江子が言っていたのと同じ緑色で、一瞬だけ愛里紗の表情が固まったようだが、すぐにほほ笑みを取り戻し、家の中に招き入れた。ダイニングテーブルには修がすでに座っていて、英里華を何事もなかったように迎え、英里華も「お久しぶり、お義兄さん」とあいさつした。
修と英里華は意味ありげな視線を互いに投げ掛けるが、愛里紗はそれには気付かない。しかし、どこか冷たさ漂う食事シーンとなった気がするのは、見ているこちらがすべて分かっているからかもしれない。英里華の「10年以上ず~っと思い続けている人がいるの」というのは修のこと。アメリカに行ったのも、すでに愛里紗と結婚していた修のそばにいるのがつらいからだった。
アメリカに旅立つとき、修のこととは言わずにその思いを打ち明けた英里華に、愛里紗は「そんなに欲しいなら、とっちゃえばいいじゃない」と言った。それを実行した形だろうか。食事しながら「お姉ちゃんは幸せ者ね」と言った後に、「幸せボケって言ったほうがいいのかな」と小さく笑ったのはなんとも挑発的だ。
そんな姉妹のゾクッとする瞬間を1人2役で表現した倉科の演技が光った。愛里紗はクールビューティー、一方、英里華は活発で奔放な雰囲気をたたえている。笑い方も異なっていて、見かけはよく似ていても、中身は違う双子というのを見事に体現していた。
新たなる“情事と事情”がつまびらかに。感情がはっきりと表に出てこないだけに、愛里紗はすべて勘付いているのか分からないが、その愛里紗も晴人と距離を縮めている。物語として危うさがいっそう深まった。
「情事と事情」はLeminoにて独占配信中。(全8話※1~2話は無料配信 毎週木曜更新)
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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