のんがトナカイ姿 滝藤賢一はサンタ姿に クリスマスコスプレ披露 「私にふさわしいホテル」本編映像
2024年12月27日より劇場公開される、柚木麻子の同名小説を、堤幸彦監督、のん主演で映画化した「私にふさわしいホテル」から、遠藤(田中圭)に復讐するために加代子(のん)と東十条(滝藤賢一)が手を組むシーンの本編映像が公開された。のんと滝藤賢一がクリスマスコスプレを披露している。
遠藤がこだわっているのは、子供たちにサンタクロースを信じ込ませること。その事実を知った加代子は、「サンタクロースなんて存在しない」と子供たちにバラすという大胆な作戦を企てる。
トナカイの格好をした加代子とサンタクロースの格好をした東十条は、遠藤の留守を狙い子供たちのいる部屋へ向かう。しかし期待とは裏腹に、「何かご用ですか」と子供たちの反応はかなり冷静だった。加代子は一生懸命演技をして部屋の中に入れてもらおうとするが、「知らない人を中に入れてはいけないと言われているのだよ」とあしらわれる。加代子は「知らない人じゃないでしょ?みんな大好きサンタさんだよ?」と必死に演じるが、「去年のサンタさんとは随分違うんですね」と皮肉たっぷりに返される。
東十条もフォローを入れて、オモチャをプレゼントしようとするが、「去年のサンタさんは外国人のおじさんで太っていて、お芝居ももっと上手でしたよ。もしかしてお部屋を間違えてるんじゃないですか?パパがこんな大根役者を雇うはずがないです」と痛烈なダメ出しし、「知ってるよ、サンタはお父さんなんでしょ?」と妹も核心の突く一言。「でも私たち、パパを喜ばせたいから、信じているふりをしているんだよ。パパには夢見させてあげたいから。それが子供の務めだから」と、大人顔負けの言葉を放つ。そこに遠藤が帰宅し、2人は慌てて逃げ出し、計画は見事に失敗に終わるのだった。
「私にふさわしいホテル」は、”文学史上最も不遇な新人作家”の逆襲を描いた作品。新人賞を受賞したものの、大御所作家・東十条宗典の酷評により、華々しいデビューを飾ることなく、小説を発表する場も得られなかった不遇な新人作家・加代子。うらみを晴らす決意しながら、憧れの「山の上ホテル」に宿泊する加代子の部屋の上階に泊まっていたのは、なんと東十条だった。大学時代の先輩で編集者の遠藤の手引きによって、東十条の執筆を邪魔し、締切日に文芸誌の原稿を見事落とさせる加代子。だがここからが、加代子のさらなる不遇と試練の始まりだった。のんが加代子役を務め、堤幸彦監督がメガホンをとった。
【作品情報】
私にふさわしいホテル
2024年12月27日(金)全国ロードショー
配給:日活/KDDI
©2024「私にふさわしいホテル」製作委員会
記事提供元:映画スクエア
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