井上尚弥選手、クリスマスイブにサム・グッドマン戦を発表「ぜひ熱い試合をしてもらいたい」とメッセージ
ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥選手が10月24日、都内で行われた「NTTドコモ presents Lemino BOXING 井上尚弥vsサム・グッドマン 武居由樹 防衛戦 世界タイトルマッチ開催発表記者会見」に出席。12月24(火)に、東京・有明アリーナにて、WBO&IBF1位サム・グッドマン選手と4団体防衛戦を行うことを発表した。
インパクトのある試合にしていきたい
井上選手は、5月6日に東京ドームで行われた試合以降、グッドマン選手を「意識していた」とコメントし、「今年を締めくくる意味で、インパクトのある試合にしていきたいと思います」と意気込んだ。印象については「非常にまとまった選手で、無敗というレコードも持っている。無敗ということは必ず何かしらの強さを持っているということなので、そういった点に気をつけながら戦って行きたいと思います」と話した。
年間3試合は、2017年以来の7年ぶりとなる。「3試合というのは、体を整える段階において、いい試合数だと改めて思えました。12月も問題なくいい調整ができると思います」と口にし、戦い方のポイントについては「スピード。前回(TJ・ドヘニー戦)ほど体重を戻すことはなく、スピードを意識したボクシングをやりたいと思います」と述べた。
この日、グッドマン選手はリモートで参加。報道陣より、ドヘニー戦での井上選手を「冴えない」とコメントしたことに対して、理由を尋ねられると「他の試合と比べてベストパフォーマンスじゃなかったなという思いを込めて『シャープではなかった』というようなコメントをしました」と答えた。
これに井上選手は反応し「『ドヘニー戦が冴えない』という言葉をもらいまして。それはドヘニーが塩試合に徹したから冴えない試合になってしまったということで、グッドマンにはぜひ熱い試合をしてもらいたい。その意気込みで日本に来てもらいたいなと思うので、よろしくお願いします」とメッセージを送った。グッドマン選手は「東京で会いましょう」と応えていた。
グッドマン戦はスピード意識
記者会見後には、囲み取材を実施。スピードを意識した場合、調整面で変わることはあるのか問われると「まず、スピードを意識したトレーニングが入ること。あとは当日の(体重の)戻し幅。6キロくらいのせるかな。前回(TJ・ドヘニー戦)は、7.4キロ。そこから当日体重が1.4キロ低ければ、相当なスピードが出ると思う。調整面、リカバリー含めて、そういった戦い方にしていけたらなと思います」と明かした。
年間3試合となり、試合間が短いほうが仕上げやすいのかという質問には「そうですね。体が100%オフに戻らない間にトレーニングが再会できるので、すごくいいです。自分にとってプラスだなと思います。2025年はどう進めていくか1つの参考にもなりますし」と回答。
最後に、12月の4団体防衛戦の位置づけについて「毎試合そうですが、次に向けてのステップアップの試合になると思います。来春どんな試合があるかはまだ聞かされていませんが、そこで海外でやるのか、また日本になるのかというのは、この試合が終わってから動き出すことなので、この試合に勝たなければ次のステージは見えてこない。一つひとつ大事に戦っていきたいです」と語った。
株式会社NTTドコモは、大橋ボクシングジムと株式会社セカンドキャリアが設立した「株式会社dドリームスポーツ&マネジメント」と連携し、社会貢献活動およびボクシング振興を目的とした「ネクストモンスタープロジェクト」を11月1日(金)より開始する。
同プロジェクトは、Leminoで配信したボクシング世界タイトルマッチの興行収益の一部と、プロジェクトの賛同者のLeminoプレミアム月額利用料金から参加人数を参考値とし、年額1500万円を上限に子どもホスピスへの寄付および、大橋ジムが実施するボクシング振興や選手育成支援、スポーツイベントの開催などの取り組みを推進する。
【制作・編集:ザ・テレビジョン編集部】
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記事提供元:Lemino ニュース
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