韓国ドラマ「哲仁王后~俺がクイーン!?~」キャストの魅力を深掘り!【あらすじ&相関図】
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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テレ東では、毎週土日 朝6時より、韓流朝ドラ6「哲仁王后~俺がクイーン!?~」を放送中!
最新作「私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~」で話題の演技派シン・ヘソンと、「愛の不時着」のキム・ジョンヒョンが共演。現代の男性シェフの魂が朝鮮時代の王妃の体に宿ったことで巻き起こる、笑いと感動の時代劇ラブコメディーだ。
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脚本を手掛けたのは、「カインとアベル」「ドクタープリズナー」などで知られるパク・ゲオクと「マイ・デーモン」のチェ・アイル。ベテランと新鋭がタッグを組んだストーリーは、現代と朝鮮時代の文化がぶつかる面白みと、宮廷の陰謀が絡むシリアスさが融合され、スピード感あふれる展開にぐいぐい引き込まれていく。
さらに監督を、「最高です!スンシンちゃん」「花郎<ファラン>」などを手掛けたユン・ソンシクが担当。リアルな料理シーンが物語に華やかさを与え、素晴らしい映像美で、作品全体の魅力を引き立てている。
【STORY】
大統領官邸でシェフを務めるチャン・ボンファン(チェ・ジニョク)は、いつも自信満々で超のつく女たらし。飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、何者かの策略で一夜にして容疑者に。なんとか逃げようとしたボンファンだが、その途中でベランダからプールに落ち、気を失ってしまう。
そして夢の中…韓服姿の女性とキスをして目を覚ますと、そこはなんと朝鮮時代の王宮だった! 自分の身体が婚礼を明日に控えた王后キム・ソヨン(シン・ヘソン)であることを知ったボンファンは、初夜の儀式だけでも避けようと、自分が男であることを王の哲宗(キム・ジョンヒョン)に告白するのだが…。
努力を積み重ねてきたシン・へソンの実力
本作の大ヒットをけん引したのは、シン・ヘソン圧巻の演技! ヘソンが演じる王妃キム・ソヨンは、見た目こそ気品ある朝鮮時代の王妃だが、口が悪く、がさつな現代のシェフ、チャン・ボンファンが憑依しているという、何とも奇抜なキャラクター。このギャップが随所で笑いを生んでいる。
シン・ヘソンは、コミカルな場面では大げさな身振りや現代的なしぐさで笑いを誘い、シリアスな場面では、王妃らしい気高さをしっかりと表現。そんな彼女は、2012年のデビュー以来、努力を積み重ねてきた実力派だ。
ブレイクのきっかけとなったのは、「黄金の私の人生」(2017年)で、逆境に負けず必死で生きる主人公を演じ、高い演技力が話題に。
「30だけど17です」(2018年)では、大人の体と17歳の心を持つピュアなヒロインを好演。最新作「私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~」では、失恋をきっかけに解離性同一性障害になった主人公を巧みに演じ、新境地を開拓した。
現場では、みんなを和ませるムードメーカーであり、共演者からも「気さくで優しい!」と慕われているシン・ヘソン。しかし、いざ演技に入るとその姿勢は一変する。
微妙な表情の変化や声色の使い分けが秀逸で、視聴者を引き込む演技はさすがの一言! 作品に対して誠実に取り組み、役の細部にまでこだわる完璧主義者でもある。
病に苦しみながらも、演技への情熱を絶やさなかったキム・ジョンヒョン
キム・ジョンヒョン演じる哲宗(チョルジョン)は、表向きは頼りない王だが、実は頭脳明晰な改革者という二面性を持つキャラクター。昼間は宮廷の陰謀に従っているように見えながら、夜になると鋭い目つきで策略を練る。ソヨンの突飛な行動を見た時の困惑顔や、表情の変化で笑いを取る場面では、彼のコメディーセンスが存分に発揮されている。
そんなキム・ジョンヒョンは、2016年の映画「超人」でデビューして以来、シリアスからコメディーまで幅広い役柄に挑戦し、演技力を磨いてきた。
彼の名を一気に広めたのは、「愛の不時着」で演じたク・スンジュン役。詐欺師としての滑稽さ、胸を締めつけられるような切ないシーンで熱演を見せ、視聴者の心をわしづかみに。
しかし、そんな輝かしい栄光の裏で、睡眠障害や摂食障害と闘った過去も。病に苦しみながらも演技への情熱を絶やさず、見事復帰を果たした努力の人だ。
役作りには一切妥協せず、ひたむきに打ち込む姿が、多くの人の共感を集めている。
キャラクターの魅力を伝えるチェ・ジニョクとナ・イヌの存在
主人公2人に加え、物語に欠かせないのが、チェ・ジニョクとナ・イヌの存在だ。
チェ・ジニョクが演じるチャン・ボンファンは、シェフとしての自信とユーモアを持つキャラクター。朝鮮時代にタイムスリップし、王妃キム・ソヨンに魂が宿るという設定の中、彼は料理のスキルを武器に宮廷の難題に立ち向かっていく。
特に、純元王后(ペ・ジュンオク)の心を絶品料理でつかむシーンは圧巻で、料理が物語のカギとなる要素として描かれている。
劇中、ソヨンの内なる声として登場する場面も多いが、チェ・ジニョクは声の演技で存在感を発揮! しっかりキャラクターの魅力を伝えている。
ナ・イヌが演じるのは、朝廷の絶対的権力者キム・ジャグン(キム・テウ)の養子で、ソヨンに片思するキム・ビョンイン。ソヨンへの一途な愛と、哲宗への嫉妬が絡み合う複雑な役柄だ。
「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」「私の夫と結婚して」での熱演が記憶に新しいナ・イヌは、本作でも、切なさあふれる演技と端正なルックスで強い印象を残している。
宮廷内では、権力者たちによる激しい闘争劇も!
ソヨンが現代語やスラングを飛ばす度に、王宮の人たちがポカンとし、真剣に受け取る姿が“笑いのスパイス”になっている本作。言葉のギクシャクしたやりとりが作品全体に軽やかさを加える一方で、宮廷内では純元王后をはじめとする権力者たちが激しい闘争を繰り広げ、物語に緊張感をもたらしている。
また、政略結婚ゆえに冷たかった哲宗が、次第に男気あふれるソヨンに惹かれていく様も見どころ。2人の“勘違いだらけのロマンス”がトキメキを生み出している。
時代劇の緊迫した空気感と笑いのセンスがブレンドされ、“フュージョン時代劇”として完成度が高い作品だ。
(文・斉藤和美)
記事提供元:テレ東プラス
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