南海電鉄、2024年12月21日ダイヤ改正 特急「ラピート」や空港急行に万博見据えた変化
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南海電鉄は2024年12月21日(土)に南海線のダイヤ改正を実施します。大きな変更点は2点で、空港アクセスの利便性や速達性の向上に資するものです。 特急「ラピートβ」の一部を「ラピートα」に 南海電鉄の「ラピート」は、都心なんばと関西国際空
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南海電鉄は2024年12月21日(土)に南海線のダイヤ改正を実施します。大きな変更点は2点で、空港アクセスの利便性や速達性の向上に資するものです。
特急「ラピートβ」の一部を「ラピートα」に
南海電鉄の「ラピート」は、都心なんばと関西国際空港を結ぶ空港特急です。停車駅の違いで6駅に停車する速達タイプのα、堺駅と岸和田駅を加えた8駅に停車するβに分かれています。
今回のダイヤ改正では、平日ダイヤの「ラピートβ」55本のうち20本、土休日ダイヤでは59本中24本を「ラピートα」に変更します。速達性の向上だけでなく、特急ラピートの利用者が最も多い「難波駅・新今宮駅・天下茶屋駅⇔関西空港駅間」の特急券を購入しやすくする意図もあるといいます。
空港急行も増車、増便
現在は6両で運転している空港急行の一部を8両に増車するとともに、運転本数を平日3本、土休日1本増便します。
これにより平日ダイヤは8両編成の運転本数が100本から118本に、土休日ダイヤでは97本から113本に増加し、需要増に対応、車内の混雑緩和も図ります。
万博見据えたダイヤ改正
2025年4月には大阪・関西万博が開幕し、国内外問わず多くの旅客が見込まれます。
南海電鉄によりますと、2024年度上期の時点で空港線の輸送人員は過去最高。特急ラピートの輸送人員は、4月~9月の半年で約197万人、乗車率は65.3%でした。今回のダイヤ改正は、空港線の需要増大を見込んだ内容と言えるでしょう。
空港線のほかにも、南海本線、多奈川線、和歌山港線、加太線で一部列車の列車種別や運転時刻、発着番線の変更などを実施。高野線(汐見橋駅~岸里玉出駅間)は最終列車の見直しを行い、平日・土休日ともに下り汐見橋駅発を35分、上り岸里玉出駅発を40分繰り上げます。
記事提供元:鉄道チャンネル
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