武蔵精密工業がエチオピアで2輪 EV 開発を目指し現地スタートアップ企業と覚書締結
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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武蔵精密工業株式会社は、エチオピアを拠点とする EVスタートアップ企業 Dodai Group, Inc と覚書を締結した。両社は今後、2輪・3輪 EVの開発と市場投入を目指す具体的な協議を開始し、年末までに最終的な開発内容およびスコープの確定を目指す。
また、Dodai社とエチオピア政府系のソブリンファンドを運営する EIH(Ethiopia Investment Holdings)が2輪 EV 事業に関するジョイントベンチャー(JV)設立に合意。同JV は2輪 EV 向けのバッテリースワップステーションの運営を行うとしており、ムサシもこの協業に賛同し2輪 EV の普及を支援することを表明している。
ムサシ、Dodai社とEIHがエチオピアの2輪EV普及で協業
~ムサシのテクノロジーを搭載したEVの開発を目指しMoUを締結~
武蔵精密工業株式会社(本社/愛知県豊橋市、代表取締役社長/大塚浩史、以下ムサシ)の出資・協業先で、エチオピアを拠点に2輪EVの組み立て・販売を手掛けるEVスタートアップDodai Group, Inc(本店所在地/エチオピア アジス・アベバ、代表取締役兼CEO佐々木裕馬、以下Dodai社)との間で新たにMoU(覚書)を締結しました。両社間では今後、ムサシのテクノロジーを搭載した2輪・3輪EVの開発と市場投入を目指し、具体的な協議を開始します。
ムサシの代表取締役社長である大塚浩史はエチオピア現地で、エチオピア政府系のソブリンファンドを運営するEIH(Ethiopia Investment Holdings、以下「EIH」)のCEOであるDr. Brook Taye氏と会談し、エチオピア政府がカーボンニュートラル達成に向けてクリーンモビリティとしてのEV普及を強力に推進していることを確認しました。この会談を踏まえ、ムサシはDodai社とのMoUに基づき、年末までに最終的な開発内容およびスコープの確定を目指すほか、Dodai社への追加投資の検討も進めていく予定です。
さらに、Dodai社とEIHは、エチオピア国内における2輪EV事業に関するジョイントベンチャー(JV)設立に合意し、2024年10月21日に行われた調印式で協業に関するMoUに署名しました。このJVは、2輪EV向けのバッテリースワップステーションの運営を行い、今後12か月間でアジス・アベバに100か所のステーション設置を目指します。新JVはバッテリーおよびスワップステーションの所有をし、その運用はDodai社が行い、一方でEIHは安定的な電力供給とステーション用地の提供を行う予定です。
ムサシもこの調印式において、Dodai社とEIHによる協業に賛同し、テクノロジーでエチオピアにおける2輪EVの普及を支援することを表明しました。
Dodai社について
Dodai社は、2021年に佐々木裕馬氏が設立したグローバルスタートアップで、米国デラウェア州に本社を構えています。佐々木氏は、Uber Japanの営業本部長および電動キックボードのLuup社副社長という実績を持つ経営者です。2023年よりエチオピアを主要拠点に、アフリカ全土での電動モビリティ事業展開を目指しています。
ムサシについて
武蔵精密工業は四輪/二輪車用向けに、デファレンシャル/トランスミッションギア/プラネタリィ/ボールジョイント/カムシャフト等の開発/製造/販売を行っています。コア事業における電動、自動運転といった次世代モビリティ向け商品展開を進める一方、先端AI技術開発によるインダストリー4.0の推進、カーボンニュートラルへの貢献を目指したエネルギーソリューション事業、更にSDGsの幅広い領域での達成貢献に向けたオープンイノベーション展開等、広く新事業の創出・拡大にも注力しています。
リリース
武蔵精密工業株式会社(2024年10月24日発行)
記事提供元:バイクブロスニュース
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