江戸時代に日本に持ち込まれた400年前のペルシャじゅうたん オークションで1億8600万円で落札
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シルクのペルシャじゅうたんは、見ているだけで職人たちの芸術魂が迫ってくる。いったいどれだけの時間をかけてこれを完成させたのかと思うと気が遠くなるようなものもある。江戸時代に日本に持ち込まれたペルシャ
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シルクのペルシャじゅうたんは、見ているだけで職人たちの芸術魂が迫ってくる。いったいどれだけの時間をかけてこれを完成させたのかと思うと気が遠くなるようなものもある。江戸時代に日本に持ち込まれたペルシャの「ポロネーズ」じゅうたんを、ペルシャじゅうたん専門店の光和(東京)がロンドンで開かれたクリスティーズのオークションに出品、945,000ポンド(約1億8,600万円)で落札されたという。
「ポロネーズ」じゅうたんは、17世紀初頭にサファヴィー朝ペルシャの支配者アッバース大王が命じ、世界各国の領主への贈り物のために織られたと考えられているが、近年までその存在は知られていなかったのだそうだ。落札されたものは、確認されている現存の「ポロネーズ」じゅうたんでは最大級の縦545cm×横224cm。17世紀初頭にペルシャ中部のイスファハンで織られたものと推測され、江戸時代にオランダ東インド会社によって日本に持ち込まれた、江戸幕府への献上品とも考えられている。織られた当時と変わらない色彩で、鮮やかな赤色の地色まで良い保存状態にあった。
このじゅうたんはクリスティーズの出品カタログの表紙写真にも採用され、予想最高額が付けられ注目を集めていた。
なお、光和では10月25日~11月15日に落札記念セールを開催する。会場は同社ショールーム「アペックス東京」(東京都港区赤坂1-1-12 明産溜池ビル1F)。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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