アニメ視聴、20代は『有料動画配信』60代は『テレビ』! 男性は女性より視聴時間が長い傾向
国民的メジャーコンテンツとも言えるアニメ。誰もが1つはお気に入りのアニメや忘れられないアニメがあるのではないでしょうか。株式会社クロス・マーケティングでは、そんなアニメに関する調査を行っています。
1カ月あたりのアニメ平均視聴時間 「1時間以上」見ている人は33.4%
株式会社クロス・マーケティングは、全国の20歳~69歳の男女1100人を対象に、「アニメに関する調査(2024年)」を実施。2024年10月10日にその結果を発表しています。
まずは、「1カ月あたりのアニメの平均視聴時間」について質問。すると、全体では「1時間未満」との回答が27.1%で、「1時間以上」との回答は33.4%でした。
性別で見てみると、女性よりも男性のほうがアニメの視聴時間が長い傾向にあり、年代別では20代が「1時間以上」という回答が最も多く、若い年代ほどアニメの視聴時間が長い傾向にあることがわかっています。
視聴手段・媒体の第1位は「テレビ リアルタイム放送」
次に、「アニメの視聴手段・媒体」について調査。全体で最も多かったのは「テレビ リアルタイム放送」の56.7%、次いで2位が「有料動画配信サービス」の48.8%でした。
年代別に見ていくと、20代では「有料動画配信サービス」が最も多く66.7%、そのほかの年代では「テレビ リアルタイム放送」が最も多く、60代でも80.4%という結果に。
30代、40代も「テレビ リアルタイム放送」が最多の割合を占めましたが、「有料動画配信サービス」を利用している人も多く、若い世代ほど「有料動画配信サービス」を利用して視聴していることがわかります。
見たいと思うアニメは「好きなジャンルの作品」
「見たいと思うアニメ」で1位にあがったのは「好きなジャンルの作品」の52.3%でした。次いで2位が「昔みて好きだったアニメ」の40.9%、3位が「マンガで読んで好きだったもののアニメ化」の39.0%という結果に。
ジャンルへのこだわりや、馴染みのある作品を見る傾向にある中で、20代では「SNSで話題になっていたもの」が4位に入っており、他の年代と比較して話題の作品に興味を持つ傾向があるようです。
好きなアニメのジャンル第1位は「推理/ミステリー/サスペンス」
では、「好きなアニメのジャンル」は一体何なのでしょうか。男性のトップが「アクション/バトル」であるのに対し、女性のトップは「日常/ほのぼの」でした。また男性の2位は「SF/近未来」で、女性の2位は「推理/ミステリー/サスペンス」などと、男女で大きく傾向が分かれる結果となりました。
全体の順位は、1位が「推理/ミステリー/サスペンス」の38.4%、2位が「アクション/バトル」の37.3%、3位が「日常/ほのぼの」の37.1%、4位が「コメディ/ギャグ」の36.5%、5位が「ファンタジー/その他」の31.6%などとなっています。
最近見た中でおすすめのアニメ第1位は「鬼滅の刃」
続いて、「最近見た中でおすすめのアニメ」を尋ねています。TOP10まで見ていくと、1位は「鬼滅の刃」、2位は「名探偵コナン」、3位は同率で「ONE PIECE」「推しの子」「転生したらスライムだった件」、6位は「葬送のフリーレン」、7位は同率で「キングダム」「呪術廻戦」「僕のヒーローアカデミア」、10位は「サザエさん」という結果になりました。
回答者からは「登場人物それぞれのエピソードの面白さ」や「世界観と物語性の高さ」「映像表現の素晴らしさ」「豪華な声優陣」など、それぞれのおすすめのアニメについて見どころを語るコメントが寄せられています。
最後に「推しの声優」を尋ねると、上位18名には「津田健次郎」「梶裕貴」「宮野真守」「花澤香菜」「野沢雅子」など、声優のみならず、俳優や歌手として活動したり、テレビ番組に出演したりと、多方面で活躍する才能豊かな声優陣の名前があげられました。
国民的メジャーコンテンツとして、海外にもファンを持つ作品も数多く存在するアニメ。楽しみ方は人それぞれですが、日本が世界に誇る文化として大切にしていきたいですね。
出典元:【株式会社クロス・マーケティング】
記事提供元:OTONA LIFE | オトナライフ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。