ヒカキン、能登半島地震の復興支援で再び1000万円を寄付 現地の小学生400人にカレーを振る舞う
10月8日、「ヒカキン」(登録者数1890万人)がYouTubeチャンネルを更新し、能登半島地震の復興支援で現地を訪問した時の様子を公開しました。
再び能登へ1000万円の寄付 現地も訪問
1月1日に発生した能登半島地震の直後、1000万円を募金するなど支援活動をしているヒカキン。動画で、能登半島の復興が思うように進んでいない地域もあることを知り再び1000万円を寄付すると決めたことを明かします。それと同時に、震災から半年以上経過した被災地の復興状況も確認するために現地を訪れました。
7月上旬、ヒカキンは能登地域を訪問。空港から車で街中を移動する中、ブルーシートが屋根にかけられた家や崩れ落ちたままになっている家屋が目に入り、「現地で見ると、ニュースで見るのとちょっと違いますね」と目に涙を浮かべます。被害の大きかった地域の一つである石川県珠洲市へ行くと、まだまだ瓦礫の撤去などが進んでおらず被災当時のままの生々しい光景が広がっていました。
その後、ヒカキンは輪島市へと移動。高台から街を見渡し、「言葉にならないですね、これは」と倒壊した建物などの解体が進んでいない状況を見て神妙な面持ちで呟きます。そして今回のメインの支援先である、街の中心部にある輪島市立河井小学校へと向かいます。
河井小学校は地震により校舎が半壊しており、校庭に仮設校舎を建設しています。この仮設校舎は、再び地震が起こっても倒壊しないように頑丈に設計されており、周辺6校に通う約400名の小学生が通学することが予定されています。
ヒカキンは工事中の調理室を訪問。今回の1000万円の寄付は主に小学校の給食の調理器具の購入費用に充てる計画で、「僕も小学校の時、給食がいちばんの楽しみだった」「少しでも美味しいもの食べて元気になってくれたら」と当時の自身を振り返りつつ思いを語ります。
約400名の小学生へカレーを振る舞う
そして、9月2日の始業式当日にヒカキンは小学校を再び訪問し、サプライズで給食を振る舞うと明かします。「本当においしい給食をご馳走したい」との思いから自らもメニューの考案に参加。地元の食材をふんだんに使ったカレーとサラダを作ります。ちなみにこの日のメニューには普段の給食の3〜4日分の費用がかかっているらしく、足りない分の費用はヒカキンが寄付しているそうです。
迎えた2日、体育館に集まった生徒は「給食の調理器具を買って寄付してくれた人」が来ていると聞かされます。そして「ブンブン!」とヒカキンのお馴染みの挨拶が聞こえると、生徒たちは「えっ!?」と驚きの表情を浮かべます。「ハロー輪島!」と言ってヒカキンが体育館に入ると、生徒たちは歓声をあげて出迎えます。
生徒たちに「勉強頑張って!」とエールを送ったあと、ヒカキンは調理室へ。調理師とともにカレー作りに取りかかります。ヒカキンはカレーを混ぜたり、具材や調味料を入れる工程を手伝います。他の調理師からも「回して!」などと声をかけられながらカレー作りに励みました。
給食が完成し、各クラスの分を取り分けたあと、ヒカキンが順番に各クラスへと給食を運びます。生徒たちは興奮した様子でヒカキンを出迎えます。そしてヒカキンは生徒たちとともに給食を満喫。食べた後も全てのクラスへと顔を出してカレーの感想を聞いて回りました。
次ページ:豪雨災害で公開を悩んだというヒカキン
ビートボックスを披露
生徒たちと別れる時間となり、再び全生徒の前に姿を現したヒカキンは「僕も笑顔になったし、みんなも笑顔で嬉しかったです」と挨拶。「みんなも今日のこの思い出をぜひ忘れないで、これからも給食いっぱい食べて元気に育ってください!」と呼びかけました。
最後には自身の代名詞であるビートボックスを披露し、生徒たちと記念撮影。視聴者に向けて、「この動画が皆さんに今一度、能登半島地震について考えてもらうきっかけになったら幸いです」と呼びかけるとともにに、「力を合わせて、少しでも早く復興が進むようご協力よろしくお願いします」としています。
また、この動画は7月から9月初めにかけて撮影されたものですが、動画の編集中に能登地域で再び大規模な豪雨災害が発生。動画を投稿するべきか悩んだものの、この動画を見て少しでも多くの人たちが災害支援をする一助になればとの思いで公開したと説明しています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。