パリ五輪を巡る二転三転 オランダのヨースト・ルーテンに出場の可能性急浮上
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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IGF(国際ゴルフ連盟)は13日、オランダのヨースト・ルーテンを8月1日に開幕するパリ五輪男子ゴルフ競技の「再配分リスト」に追加すると発表した。
再配分リストとは、すでに決まっている60選手のうち棄権が出た場合、その選手の国や地域などの条件により、適正な選手が代わって出場できる選手リストのこと。ルーテンはビクトル・ホブラン(ノルウェー)、セップ・ストレイカ(オーストリア)、トーマス・デトリー(ベルギー)ら数名の選手から欠場が出た場合の補欠第1位となった。
ルーテンは当初世界ランキングを基準とした五輪ランキングでパリ五輪の出場権を獲得。しかし「8位に入る可能性がある選手でないと、代表として五輪には送らない」というオランダゴルフ連盟の独自基準により、出場を断念せざるを得なかった。
ルーテンはパリ五輪出場の権利を求めて、オランダゴルフ連盟を提訴。オランダの裁判所はルーテンの出場を認める判決を下したが、残念ながらルーテンの持っていた出場権は、すでに他の選手へと渡ったあとだった。
しかし、IGFはオランダがオリンピック出場資格を確認する過程で、出場資格の基準およびその確認方法について誤りがあったことを確認。ルーテンを再分配リストへ加えた。
IGFは出場60選手を61選手に増やすようオリンピック連盟に交渉したが、却下された。ルーテンが五輪に出場できるチャンスは前述の通り、欠場者が出た場合に限る。(文・武川玲子=米国在住)
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