電車の揺れでバランスを崩しただけなのに。「男のくせに、ちゃんと立てないのか?」と理不尽な罵倒を浴びせられ…
揺れでバランスを崩し、優先席の乗客にぶつかってしまった40代男性。謝罪するも「男のくせに」 と罵倒され、周囲からも冷ややかな目で見られた孤立感と、その後に意識するようになった回避策を紹介します。
イチオシスト
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不可抗力の事故であっても、相手の虫の居所が悪ければトラブルに発展してしまいます
プロフィール
- 当時の年代:40代
- 性別:男性
- 利用路線:小田急小田原線
- 当時の職業:会社員(正社員)
【わたしのイチオシ対策】気難しい人には近づかない・場所を変える
自身やご家族が体験した電車内でのトラブルと対処法についてアンケートで募集し、【わたしのイチオシ対策】として紹介します。今回は、電車の揺れでバランスを崩してしまい、優先席に座っていた男性から理不尽な罵倒を浴びせられた40代男性の体験談をお届けします。
Q1. いつ電車に乗っていましたか?
A. 朝8時台の通勤時間帯でした。
Q2. 電車の混雑具合はいかがでしたか?
A. 周囲の人と体が接するくらいで、手足が多少動かせるといった程度の混み具合でした。
Q3. トラブル相手について教えてください。
A. 私は連結窓の横にある、優先席前の吊り革に掴まりながら立っていました。トラブルの相手となったのは、私の目の前の優先席に座っていた、見た目が60代後半ほどと思われる初老の男性です。なんだか車内の混雑具合にストレスを溜めているような様子で、脚の間に持っていた杖を床にコツコツと断続的に当てて音を立てていました。
Q4. 巻き込まれたきっかけは何だったのですか?
A. 優先席に座っていた初老の男性が、自身の降りる駅に到着して立ち上がったときにトラブルが発生しました。ちょうどその瞬間に車内が大きく揺れ、目の前にいた私はバランスを崩して、立ち上がった男性にぶつかる形になってしまったのです。その拍子に、私は男性の横に座っていた女性の膝の上あたりに尻餅をつく形になってしまいました。
Q5. トラブルの内容を教えてください。
A. その男性は、周囲の目の中で起きた出来事に少し恥ずかしくなったのか、私に向かって「何するんだ、お前」 といきなり不躾な言葉を投げかけてきました。私は咄嗟に「すみません」と声をかけ、その男性に平謝りしましたが、相手はまったく許す素振りもなく、「男のくせに、ちゃんと立ってることもできないのか?」と周囲に聞こえるような語気で批判してきました。その後、男性は車内の人混みをかき分けて、そのまま駅のホームへと降りて行きました。
一方的に叱責され、混雑した車内に一人残された私は、恥ずかしさと気まずさでいたたまれない気持ちになりました。できるだけ周囲の視線を集めたくないという思いが強かったのですが、男性が大声を出したことで、一気に殺伐とした空気が周囲を取り囲み、なんとも言えない不穏な雰囲気になってしまったため本当に戸惑いました。また、近くにいた中年女性が私のことを憐れむように見つめており、その視線に私の心はさらに深く傷つけられました。
Q6. その後、どう対処しましたか?
A. 自分が降りる目的地の間まで、ただ目を閉じて静かに耐えることにしました。たまたまカバンの中にイヤホンを持っていたのでそれを装着し、音楽に没頭して周囲の様子はとにかく見ないように心がけていました。目的の駅に到着して改札を出たときは、ようやくあの重苦しく冷ややかな空気から解放されたような感覚になり、精神的にどっと疲れが押し寄せてくるのを実感しました。
Q7. 同様の被害に遭わないために取った対策を教えてください。
A. それ以来、車内ではできるだけ周囲を観察し、気難しそうなオーラを出している人の近くには近づかないように心がけるようになりました。電車内での位置取りも意識するようになり、同じ場所にずっと留まり続けるよりも、駅に停車するごとに一度ホームへ降りて再び別のドアから乗り込み、自主的に場所を変えるという方法が有効に機能していると感じます。
■編集部解説
電車の揺れという不可抗力の事故であり、その場ですぐに平謝りしているにもかかわらず、周囲に聞こえる大声で一方的に罵倒される状況は、本当に理不尽でいたたまれない恐怖だったとお察しします。すでにイライラを募らせて八つ当たりの標的を探しているような相手には、どれだけ誠意を持って謝罪しても話が通じないケースが多々あります。これ以上刺激しないよう言葉を重ねず、イヤホンで音楽を聴いて外界のトーンを遮断し、嵐が過ぎ去るのを静かに待った投稿者様の対応は、自身のメンタルを守る上でも非常に賢明な防衛策です。
Q8. 同じような被害を防ぐために、他の人へ伝えたいことがあれば教えてください。
A. 電車内というのは、さまざまな事情や心理状態を抱えた人々がひしめき合っている空間なので、気持ちの面で常に注意を払っておくのがよさそうです。まずは油断をせず、周囲の人たちの様子をさりげなく観察することから始めてみるのが賢明かもしれません。
もし車内で不穏な空気を感じる人物が近くにいた場合は、あまり目を合わさず、できるだけ自身の存在感を消して静かに過ごすというのも、不要なトラブルを未然に回避するためのアプローチになり得ます。
■編集部まとめ
混雑した車内で電車の揺れに巻き込まれ、理不尽な怒りのターゲットにされてしまった冷や汗もののトラブルでした。逃げ場のない車内で不穏な人物に遭遇した際は、同じ場所に留まり続けて耐える必要はありません。投稿者様が実践されているように、次の駅に停車したタイミングで一度ホームに出て、別のドア(車両)から乗り直すという主体的な位置取りの変更は、トラブルメーカーから物理的に距離を置くための極めて有効な自衛手段です。万が一もらい事故に遭ってしまった際も、過度に自分を責めることなく、まずは自身の心と安全を守るための「スルー&避難」を最優先に心がけたいですね。
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