「日本がどれほど恵まれてるか…」20代女性が海外留学初日に受けた恐怖の洗礼
フィリピン留学初日、空港からのタクシーで運転手に睨まれ不穏な空気に。目的地到着後に法外な料金を請求された20代女性の体験談。複数人での乗車と現地の学校スタッフの助けで難を逃れた経緯を紹介します。
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タクシーの車体状況やドライバーの雰囲気は、乗車前のチェックポイントです
【わたしのイチオシ対策】複数人での乗車と車体の事前確認
自身やご家族が体験した海外旅行でのトラブルとその対策についてアンケートで募集し、【わたしのイチオシ対策】として紹介します。
今回は、フィリピン留学の初日にタクシー運転手から不当な請求をされそうになり、恐怖を感じた20代女性の体験談をお届けします。
旅の始まりと、突然のトラブル
20代のとき、語学留学のためにフィリピンのセブ島へと旅立ちました。これから始まる新しい学びに胸を膨らませ、1日目に現地へ到着。空港の集合場所へ向かうと、語学学校の案内人の方が待機しており、「このタクシーに乗って学校へ行ってね」と1台のタクシーを指定されました。
その際、同じ日に入学する予定だった日本人の男の子と一緒になり、私たちは2人でそのタクシーに乗り込むことになりました。車内ではお互いに自己紹介を交わし、これから始まる留学生活についてお互いに楽しく会話を盛り上げていました。海外に来られた喜びとこれからの期待でいっぱいだったのですが、そんな楽しい気持ちは、乗車してしばらく経った頃に突如として打ち砕かれることになりました。
現地での苦労とリアルな気づき
和やかに話していたところ、一緒に乗っていた男の子が、急に声を潜めて不穏なことを言ってきたのです。「……運転手が、バックミラー越しにこっちを睨みつけてくる」と。
驚いて私も恐る恐るミラーを確認してみると、確かにドライバーがこちらをチラチラと、何回も鋭く怖い目で監視するように見ていました。留学する前に現地の治安があまり良くないということは事前に確認していましたが、学校の案内人が指定してくれたタクシーだったため、乗る前はすっかり安心しきって疑いもしていませんでした。しかし改めて車内を見渡すと、車体にはボロい部分が目立ち、お世辞にも手入れがされているとは言えない状態で、その荒んだ雰囲気がさらに恐怖を倍増させました。さらに、フィリピンの道路は歩道が整備されておらず、タクシーはガタガタと激しく揺れる悪路を進んでいきます。車窓から見える街並みも、まさに発展途上国といった雰囲気が色濃く、自分が過酷な異国にいる現実を突きつけられました。「私たちは本当に無事に学校へ到着できるのだろうか」「途中で降ろされずに目的地へ行けるのだろうか」と、一気に不安と強い恐怖が押し寄せてきました。
この恐ろしい移動の中、日本はどれほど恵まれているかということも実感しました。日本では税金をたくさん取られることに不満を抱きがちですが、実際には歩道がしっかりと綺麗に整備され、毎年欠かさずに補修工事も行われています。道にゴミが少ないのも、一人ひとりが秩序を持って気をつけているからであり、これらは決して当たり前ではない日本人の本当に素晴らしい美徳なのだと、異国の地で強く感謝させられました。
トラブルの解決と、現地の人との温かいやり取り
生きた心地がしないまま耐える時間を過ごしましたが、タクシーはなんとか無事に目的地である語学学校へと到着しました。無事着いたとはいえ、「簡単に車から降ろしてくれるだろうか」と最後までハラハラしていましたが、事前に学校の職員の方が待機してくれていたのです。
現地スタッフの姿が見えたおかげで、私たちは運転手から直接危害を加えられることもなく、すんなりと車から降りることができました。しかし、私たちが安堵したのも束の間、すぐ後ろから学校の職員の方と運転手が激しく揉めている声が聞こえてきました。後から確認したところ、やはりそのドライバーは、規定のメーターを無視した法外な高い料金を要求していたそうです。学校の職員の方が私たちの盾となって毅然と対応してくれたおかげで、私たちは不当な支払いに巻き込まれることなく、その場を離れて難を逃れることができました。あのとき迅速に助けてくれた現地の学校スタッフには、今でも感謝しかありません。
この経験から得た「わたしの教訓」
その後は2〜6日目まで語学学校での勉強にしっかりと集中することができ、7日目には無事に成田空港へ到着して帰国することができました。初日から最悪の洗礼を受ける形となりましたが、東南アジアをはじめとする海外のタクシーでは、料金をめぐるこうしたトラブルは日常茶飯事です。特に密室の車内で運転手と直接揉めるのは非常に危険を伴います。
この経験から学んだ、海外でのタクシー利用における確実な教訓と自衛のポイントを以下にまとめます。
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タクシーなどの公共機関に乗る際は、事前に車体の状態を確認すること
「ボロい車=管理が行き届いていない=ドライバーの質や防犯意識も低い可能性がある」という視点を持つことが大切です。車体のメンテナンス状況は、ドライバーの人柄や信頼性を図る大きな指標になります。 -
絶対に1人で乗らず、可能な限り複数人で行動すること
1人での乗車を避けることで、万が一の際にも役割を分担してトラブルに対処しやすくなります。できれば語学が堪能であったり、見た目が大柄な人と一緒に行動できるとより犯罪の抑止力につながります。 -
旅行中は「お金持ち風」の服装を絶対に避けること
華美な服装や目立つアクセサリーは、それだけでぼったくりや犯罪の格好の標的として狙われやすくなります。現地の雰囲気に馴染む服装を心がけてください。 -
配車アプリを活用してドライバーやルートを特定できるようにすること
通常のタクシーに不安がある場合は、Grabなどの配車アプリを利用し、乗車前に料金が確定し、ドライバー情報が記録されるシステムを利用して自衛する手段が有効です。
今回は複数人で行動し、現地の味方がいる場所まで移動できたことが安全確保の決定打となりました。これから海外へ行かれる皆様も、楽しい気持ちの裏にあるリスクを常に想定し、万全の準備と警戒心を持って、安全で有意義な時間を過ごしてきてください。
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