「奇跡のような安全さ」「日本人なら信頼できる」世界で気づいたニッポンのすごいところ
スペイン・バルセロナで、「服が汚れているよ」と指摘され、拭き取ってもらっている隙にバッグから財布を盗まれた20代女性の体験談。「ケチャップ・マスタード泥棒」と呼ばれる伝統的な手口の詳細と、被害後の対応を紹介します。
イチオシスト
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「汚れている」と指摘されても立ち止まらず、安全な場所まで移動しましょう ※Google Geminiにて作成
プロフィール
- 当時の年代:20代
- 性別:女性
- 当時お住まいの都道府県:東京都
- 当時の職業:会社員(正社員)
- 何人での旅行か:2人。大学時代の友人。
【わたしのイチオシ対策】話しかけてくる人は無視して安全な場所へ
自身やご家族が体験した海外旅行でのトラブルとその対策についてアンケートで募集し、【わたしのイチオシ対策】として紹介します。
今回は、バルセロナで「服に何かついている」と声をかけられ、親切に対応されている間に財布を盗まれた20代女性の体験談をお届けします。
Q1.旅行先を教えてください。
A. スペイン(バルセロナ)です。
Q2.旅行のスケジュールを教えてください。
A.
【1日目】
夕方:エル・プラット空港着。タクシーでカタルーニャ広場近くのホテルへチェックイン
夜:グラシア通りのレストランでタパスとパエリア
【2日目】
午前:サグラダ・ファミリア見学
午後:グエル公園とカサ・バトリョを観光
【3日目】
午前:ゴシック地区を散策。サン・ジョセップ市場(ボケリア)で食べ歩き
午後:カタルーニャ広場付近でトラブル発生
夜:警察署で盗難届作成、クレジットカード停止手続き
【4日目】
午前:ショッピング
午後:モンジュイックの丘から市内を展望。 夜:空港へ移動して帰国
Q3.どのようなトラブルに巻き込まれましたか?
A. 「ケチャップ・マスタード泥棒」と呼ばれる手口で、服の汚れを指摘されて気を取られている間に、財布を盗まれました。
Q4.トラブルになったきっかけと、当時の状況や心情を教えてください。
A. カタルーニャ広場付近を歩いている時、親切そうな中年の女性から「肩に緑色の液体(ソースのようなもの)がついているわよ」と声をかけられたのがきっかけです。最初はパニックになり、彼女が拭き取ろうとしてくれたので信じてしまいました。財布が盗まれたことに気づいた時は、せっかくの旅行が台なしになった絶望感と、親切心を逆手に取られた悔しさで涙が止まりませんでした。
Q5.トラブルの内容を詳しく教えてください。
A. 見知らぬ女性に汚れを教えられ、見ると白いコートに緑色の液体が付着していました。すぐにその女性と、どこからか現れた男性が「拭いてあげる」とティッシュで私の肩周りを囲むようにして親切に拭き始めました。私は汚れにショックを受け、そちらに意識が向いてしまいました。彼らが去った後、ふと違和感を感じてショルダーバッグを確認すると、チャックが開いており財布がなくなっていました。友人も一緒にいましたが、彼女も汚れの方に気を取られてしまい、一瞬の隙を突かれた形でした。
Q6.どのように解決しましたか?
A. すぐに近くの警察署(Mossos d'Esquadra)へ向かいました。署内は同じような被害に遭った観光客であふれており、3時間ほど待たされて「Denuncia(盗難届)」を書いてもらいました。その後、ホテルへ戻りクレジットカードを全て停止しました。現金がなくなりましたが、友人に借金をして残りの日程を過ごしました。
■編集部解説
古典的ですが、今なお多発している「ケチャップ強盗(汚れ強盗)」の手口です。犯人が事前に液体をかけ、親切を装って近づきます。汚れていてもその場では拭いてもらわず、絶対に荷物から目を離さないまま、ホテルやトイレなどの個室へ駆け込むのが正解です。
Q7.同じような被害を防ぐために、他の人へ伝えたいことがあれば教えてください。
A. 海外、特にバルセロナのような観光地で「知らない人に話しかけられたら、まず疑うこと」が鉄則です。鳥のフン、ケチャップ、コインを落とした、アンケート…どんな理由でも話しかけてくる人は泥棒の仲間だと思ったほうが安全です。もし汚れを指摘されても、その場で立ち止まらず、無視して足早にホテルやお店の中など安全な場所へ移動してから確認してください。また、財布はカバンの中だけでなく、セキュリティーポーチに入れて服の下に隠すなど、物理的に触れない場所に保管することが非常に重要です。
Q8.海外旅行で気づいた「日本・日本人の良いところ」を教えてください。
A. 日本に当たり前にある「他人への無条件の信頼」と「公共の場の圧倒的な安全性」です。スペインでは食事中もカバンを足に挟んだり、常に背後に気を配らなければならず、精神的に非常に疲れました。日本ではカフェで荷物を置いて席を立ったり、夜道を一人で歩いたりできますが、これは世界的に見れば奇跡のような安全さなのだと気づきました。他人の持ち物を盗まない、落ちていたら届けるという日本人の誠実さは、言葉が通じなくても「日本人なら信頼できる」という国際的なブランドになっていると感じました。
■編集部まとめ
「服が汚れている」と言われたら、まずは「スリだ!」と疑ってください。パニックにさせて注意を逸らすのが彼らの狙いです。無視して立ち去るのが最善ですが、もし確認する場合でも、バッグを絶対に体から離さず、壁に背中をつけるなどして死角をなくしましょう。
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