予選落ちの笹生優花が日本へ一時帰国 次戦パリ五輪に向けて「休みます」
<アムンディ・エビアン選手権 3日目◇13日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
雷雨の影響で順延となっていた第2ラウンド。前日午後スタートだった笹生優花は、未消化だった4ホールいずれもをパーで終えた。トータル4オーバー・87位タイ。決勝ラウンドに進むことはできなかった。
「ティショットもあまり安定しなかったですし、セカンドもあまり乗ってなかった」と3バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの「75」と崩した。7番からは3連続でスコアを伸ばしたが、「そこだけは良かったです(笑)」と苦笑い。出入りの激しいゴルフで今季3度目の予選落ちを喫した。
シーズン半ばということもあり、スイングの本格的な修正を行う予定はなく、調整がメーンとなる。「調子をどんどん上げていきたいんですけど…。落ちていくばかり。やばいよ…」とクールな笹生にしては珍しく、不安な表情をのぞかせた。
8月には日本代表として挑む「パリ五輪」(ル・ゴルフナショナル、8月7~10日)が控えているが、「休みます。(五輪まで)試合は多分出ない」。このあとは一時日本に帰国。約3週間の期間で休養をとりながら、最終調整を進めていく予定だ。
前回の「東京五輪」はフィリピン代表として出場。今年は初めて日本代表として戦う。「日本はやっぱり選手も多いですし、(これまでも)出たかったんですけど、うっすらチャンスがあったぐらい。本当に出られると思っていなかったですし、ちょっとしたサプライズだった」。日の丸の国旗を掲げられることに改めて喜びを表した。
もちろん、狙うはメダル獲得。「しっかり準備して、(メダルを)取れるチャンスを自分にあげられたらなと思います」。若きメジャー覇者が表彰台を目指して最終調整に励む。(文・高木彩音)
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