ショットの総合力もバツグン! 佐久間朱莉が初Vに近い理由はここにも【上期スタッツ振り返り・トータルドライビングなど】
国内女子ツアーは「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」で今季19試合が終了し、全37試合のうち半分を消化。来週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」から後半戦へと突入する。スタッツをもとにして、前半戦で活躍した選手たちにスポットライトを当てる。今回は『トータルドライビング』などショットの総合力。
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ドライビングディスタンス(以下、DD)順位とフェアウェイキープ率(以下、FW)順位を合算したランキングで、1位に立つのは33ポイント(DD20位、FW13位)の岩井千怜。トータル的なショットのうまさを表す数値で、ここまでトップを保っている。
37ポイントの2位には今季初優勝をあげた桑木志帆(DD19位、FW18位)が続き、42ポイントの3位には、ここまで2位が3度と優勝にあと一歩のところまで迫っている佐久間朱莉(DD、FWともに21位)がつけている。桑木、佐久間は2022年シーズンにそろって同部門を1位で終えており、今年もそのショットの安定感を成績に生かしている形だ。
さらに佐久間は、トータルドライビング順位(以下、TD)とパーオン率順位(以下、PO)を合算した『ボールストライキング』でも13ポイントの3位(TD3位、PO10位)と上位に入っており、ショットの総合力は記録的にも“折り紙付き”。9位につける平均パット(パーオンホール)など、スタッツ全般でハイレベルな数字も出ており、前半戦は何度も悔し涙を流したが、それをうれし涙に変える日も遠くなさそうだ。
なおティショットの正確性でいえば、フェアウェイキープ率1位に83.0612%の酒井美紀が立つ。記録が残る17年以降、この部門で1位を外したのはレギュラーツアー7試合のみの出場にとどまった昨季だけ。リランキング72位と、今季もここからしばらくは下部ツアーが主戦場になりそうな位置だが、“日本一曲がらない女”が、その特長を示した前半戦になった。
【トータルドライビング】
1位:岩井千怜 33pt(DD20位、FW13位)
2位:桑木志帆 37pt(DD19位、FW18位)
3位:佐久間朱莉 42pt(DD21位、FW21位)
4位:小祝さくら 51pt(DD9位、FW42位)
5位:鶴岡果恋 53pt(DD13 位、FW4位)0
6位:川崎春花 56pt(DD32位、FW24位)
7位:イ・ミニョン 58pt(DD33位、FW25位)
8位:ウー・チャイェン 59pt(DD37位、FW22位)
9位:山下美夢有 60pt(DD57位、FW3位)
10位:原英莉花 64pt(DD16位、FW48位)
【ボールストライキング】
1位:小祝さくら 9pt(TD4位、PO5位)
1位:鶴岡果恋 9pt(TD5 位、PO4位)
3位:佐久間朱莉 13pt(TD3位、PO10位)
4位:桑木志帆 15pt(TD2位、PO13位)
5位:岩井千怜 16pt(TD1位、PO15位)
6位:山下美夢有 18pt(TD9位、PO9位)
7位:岩井明愛 19pt(TD17位、PO2位)
8位:大里桃子 21pt(TD13位、PO8位)
8位:藤田さいき 21pt(TD15位、PO6位)
10位:川崎春花 22pt(TD6位、PO16位)
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