予選Rでダブルボギーが32回! 名物ホール『The Monster16』で何が起こる?
<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 3日目◇13日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178ヤード・パー72(予選)、7096ヤード・パー71(決勝)>
“夏のゴルフェス”として開催されている大会は、決勝ラウンドがスタートしている。この大会のシグネチャーホールは、16番パー3だ。
『The Monster16』と名付けられているこのホールは、グリーンが池に囲まれている“アイランドグリーン”になっており、風の読みを間違えれば、すぐにボールは池に消える。米ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」のTPCソーグラス・スタジアムコースを彷彿とさせる難易度の高いホールとなっている。
ここで2日目までのスタッツを見ておこう。
【今大会の16番パー3の記録】
■初日 平均スコア 3.0867 難易度3位(左手前ピン、実測188y)
バーディ35人、パー79人、ボギー24人 ダブルボギー12人
■2日目 平均スコア 3.3826 難易度1位(右奥ピン、実測194y)
バーディ10人、パー92人、ボギー27人、ダブルボギー20人
予選ラウンド2日間で、ダブルボギーが32回も記録。石川遼も2日目にダボを喫した。そのなかで、このホールを苦手にしているのが、地元北海道出身の片岡尚之。「周りが全部池なので、やっぱりやりづらいですね」。片岡は一昨年、このホールで4日間で3度の池ポチャ。これまで14度挑戦し、ティショットをまだ1度もグリーンに乗せたことがないほどの苦手ぶりだ。
さらに、DJによるアップテンポな音楽が流れる決勝ラウンドは、196ヤードから145ヤードとティイングエリアを前にする予定で、さらにスコアが動くムービングホールに変貌。ホールインワン賞700万円をかけた戦いは、し烈を極める。
また、今年は“バズーカタイム”と題して、選手の活躍に合わせてギャラリーへバズーカでオリジナルグッズをプレゼントする企画が準備されている。この“エンターテイメント性”が高い名物ホールで今年はどんなドラマが起きるのか、目が離せない。(文・神吉孝昌)
<ゴルフ情報ALBA Net>
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