女子アマ覇者がプロデビュー戦へ 追いかける背中は“23歳女王”と“5年ぶりVの38歳”
イチオシスト
<ヤマハレディースオープン葛城 事前情報◇1日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6510ヤード・パー72>
昨年11月のプロテストに合格した98期生の22名。続々とプロデビューを果たしているが、今週は新たに3人が初戦を迎える。昨年「日本女子アマ」覇者の中澤瑠来(るな)もその一人だ。
2025年は“アマ日本一”のタイトルを獲得しただけでなく、「ゴルフ5レディス」で9位とツアー初のトップ10入り。力をつけて臨んだ5度目の挑戦でプロテストを突破した。ただ、QTは1次で敗退したため、下部ステップ・アップ・ツアーが主戦場。主催者推薦でデビューを飾ることになる。昨年はアマとして出場し、49位と4日間完走した舞台でもある。
3月にシーズンが始まると、同期の活躍が目に入ってくる。昨年の目標はプロテストに合格し、QTで上位に入って開幕戦から出ることだった。「見ているだけというのはすごく悔しかった。自分がその場にいられないことをいろいろと考えながら、今日まで過ごしました。開幕が1カ月遅れたけど、その分、準備する期間だったと思っていました」。自身の開幕戦に向けて練習量を増やした。
ショット力はもともとプロ並みと言われていた。さらに磨きをかけるべく、体幹強化のトレーニングやショートゲームに力を入れた。「ショートゲームは引き出しがないわけではないのですが、状況に合わせて使えていなくて苦労していました。状況に合わせた使い方を明確にしました」と手ごたえを感じている。
今季からテーラーメイドとクラブ契約を結んだ。昨年まではフェアウェイウッドとユーティリティを使用していたが、14本すべてがテーラーメイドに変わった。「ドライバーは去年より10ヤードは伸びた感覚はあります」とその恩恵は大きいという。
デビュー戦前日、気持ちは穏やかだ。「正直、去年と気持ちが変わったことはなくて。落ち着いて準備できた。限られた貴重な機会をいただいているので、しっかり結果を残して、リランキングに向けて頑張りたい。出る以上は優勝を目指す。1打1打、しっかりと自分のやるべきことをやりたい」と力を込める。
開幕戦から刺激を受けているのは同期だけではない。プロテスト合格時に目標とするプロに挙げたのが昨季の年間女王の佐久間朱莉、ツアー通算7勝の笠りつ子だ。
開幕戦で優勝を挙げた佐久間は、同郷で子どもの頃からゴルフを一緒にやってきた仲。「Vポイント×SMBCレディス」で5年ぶり復活Vの笠は、息の長さを目標としている。「開幕戦で朱莉ちゃんが優勝してさすがだなと思いましたし、りつ子さんもすごいですよね。憧れの2人なので最高です。私も続きたいです」。目標とする偉大な2人の先輩の背中を追いかけて、中澤の一歩が始まる。(文・小高拓)
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