毎年早慶上理に50人以上が合格!順天中学校・順天高等学校 “ハイレベルな探究授業”
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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名門校の知られざる姿を、生徒や親、教師など、さまざまな視点を通して紐解く情報ドキュメンタリー「THE 名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週土曜午前10時30分)。「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。
【動画】受験の参考にも!校風が分かる「THE名門校」
今回紹介する名門校は、「順天中学校・順天高等学校(以下、順天)」。
毎年、早慶上理に50人以上、生徒の約半数が難関大学に進学しているが、その秘訣は「社会貢献の精神」と「専門性の高い探究教育」にあるという。
番組では、専門家顔負けで“ある研究”に熱中する一人の生徒に密着。全国の高校生100人以上が参加する学会で研究の成果を発表することになるが……果たして成功するのか?

「順天中学校・順天高等学校」は、自然に恵まれたエリアと商業地域が共存する東京・北区にある。最寄り駅は京浜東北線と南北線の王子駅、都電荒川線の王子駅前駅。徒歩約3分という好アクセスだ。
全校生徒は1035人で、2024年春の大学合格者数は、早慶上理に60人、GMARCHに201人、国公立大学に21人と、高い進学実績率を誇っている。
学校の歴史は江戸時代までさかのぼり、1834年に「順天堂塾」として大阪で設立。その後は東京に移り、2005年に現在の校舎が完成。今年で創立190周年を迎える。
2026年からは、「学校法人北里研究所」と合併し、北里大学にとって初の付属校となる。
順天には、2つのキャンパスがある。本館を中心に複数の校舎やセミナーハウスがある「王子キャンパス」と、体育館や武道館がある「新田キャンパス」だ。
早速、校内を見ていこう!

本館の正門をくぐり、校舎に入ると制服がズラリ。制服はSDGSの理念のもと、極力羊にストレスをかけず、環境も破壊しない方法で生産したニュージーランド産のウールを使用。その生産の様子は、高校2年生の海外研修旅行で生徒たちも見学・学習できる。

1階には、蔵書数約4万冊の図書館があり、自習する生徒の姿も。

図書館の隅には古タオルが。実はこれ、古タオルを雑巾にして被災地に送るボランティア活動の一環。社会貢献活動が盛んなのも、順天の特徴の一つだ。

図書館の隣には個別学習室があり、平日は午前7時~午後7時まで、土曜と休日も開放している。

2階に上がると、職員室の前に談話スペースが。授業以外でも先生に相談できる環境で、ここで勉強する生徒も多い。その奥には、赤本が並ぶ進路情報室も。国立大学や難関私立大学の赤本がズラリと並んでいる。

昼休み。2階にあるカフェテリアは、生徒たちの憩いの場。「麻婆ラーメン」や「日替わり丼」など、学食のメニューはどれも400~500円ほどで、持参したお弁当を食べる生徒も。

放課後、本館に新田キャンパスへ向かうスクールバスが到着。運動部の多くが、このバスに乗って移動する。

王子キャンパスからバスで約15分。新田キャンパスには、体育祭などにも使用する広大なグラウンドやバレーボールコートが2つとれる体育館、武道館がある。
生徒が生き生きと過ごす順天。その魅力を生徒たちに聞いてみると、「探究活動をする時期がある。すごく視野が広がって、楽しく探究活動ができている」と教えてくれた。

今、再生医療で注目されているプラナリア(川などに生息する体長1~3センチほどの生き物。体が切れても再生する)の研究や、カンボジアの教育支援の活動など、研究内容は多種多様。研究内容によってはさまざまな国で海外研修を行い、より深く研究する機会につながることも。順天の探究学習は、生徒の興味に従って社会に役立つものを生み出している。
高い進学実績を誇る順天。その秘密は、興味がある分野を学ぶだけでなく、“社会に役立つ能力を伸ばす教育”にあった。

高校2年生の跡部蒼さんも、探究の授業をきっかけに、“ある研究”に取り組んでいる。
彼女が研究しているのは、「宇宙空間を飛び交う放射線が地球の気象要素に及ぼす影響」。

跡部さんは研究内容を発表するため、全国の高校生が100人以上参加する地球惑星科学に関する学会「日本地球惑星科学連合2024年大会 高校セッション」(幕張メッセ)にエントリーした。
しかし跡部さん、研究内容は専門家顔負けでも、人前で話すのが少し苦手。しかも、一緒に研究・発表を行う石川県の高校生とは、全国にある探究ネットワーク団体を通じてネット上で知り合い、まだ直接会ったことがないという。
放課後、一人きりで発表の練習を行う跡部さん。大会は1週間後だが、幕張メッセという大舞台でうまく発表できるのか。
【動画】受験の参考にも!校風が分かる「THE名門校」
今回紹介する名門校は、「順天中学校・順天高等学校(以下、順天)」。
毎年、早慶上理に50人以上、生徒の約半数が難関大学に進学しているが、その秘訣は「社会貢献の精神」と「専門性の高い探究教育」にあるという。
番組では、専門家顔負けで“ある研究”に熱中する一人の生徒に密着。全国の高校生100人以上が参加する学会で研究の成果を発表することになるが……果たして成功するのか?

「順天中学校・順天高等学校」は、自然に恵まれたエリアと商業地域が共存する東京・北区にある。最寄り駅は京浜東北線と南北線の王子駅、都電荒川線の王子駅前駅。徒歩約3分という好アクセスだ。
全校生徒は1035人で、2024年春の大学合格者数は、早慶上理に60人、GMARCHに201人、国公立大学に21人と、高い進学実績率を誇っている。
学校の歴史は江戸時代までさかのぼり、1834年に「順天堂塾」として大阪で設立。その後は東京に移り、2005年に現在の校舎が完成。今年で創立190周年を迎える。
2026年からは、「学校法人北里研究所」と合併し、北里大学にとって初の付属校となる。
順天には、2つのキャンパスがある。本館を中心に複数の校舎やセミナーハウスがある「王子キャンパス」と、体育館や武道館がある「新田キャンパス」だ。
早速、校内を見ていこう!

本館の正門をくぐり、校舎に入ると制服がズラリ。制服はSDGSの理念のもと、極力羊にストレスをかけず、環境も破壊しない方法で生産したニュージーランド産のウールを使用。その生産の様子は、高校2年生の海外研修旅行で生徒たちも見学・学習できる。

1階には、蔵書数約4万冊の図書館があり、自習する生徒の姿も。

図書館の隅には古タオルが。実はこれ、古タオルを雑巾にして被災地に送るボランティア活動の一環。社会貢献活動が盛んなのも、順天の特徴の一つだ。

図書館の隣には個別学習室があり、平日は午前7時~午後7時まで、土曜と休日も開放している。

2階に上がると、職員室の前に談話スペースが。授業以外でも先生に相談できる環境で、ここで勉強する生徒も多い。その奥には、赤本が並ぶ進路情報室も。国立大学や難関私立大学の赤本がズラリと並んでいる。

昼休み。2階にあるカフェテリアは、生徒たちの憩いの場。「麻婆ラーメン」や「日替わり丼」など、学食のメニューはどれも400~500円ほどで、持参したお弁当を食べる生徒も。

放課後、本館に新田キャンパスへ向かうスクールバスが到着。運動部の多くが、このバスに乗って移動する。

王子キャンパスからバスで約15分。新田キャンパスには、体育祭などにも使用する広大なグラウンドやバレーボールコートが2つとれる体育館、武道館がある。
生徒が生き生きと過ごす順天。その魅力を生徒たちに聞いてみると、「探究活動をする時期がある。すごく視野が広がって、楽しく探究活動ができている」と教えてくれた。

今、再生医療で注目されているプラナリア(川などに生息する体長1~3センチほどの生き物。体が切れても再生する)の研究や、カンボジアの教育支援の活動など、研究内容は多種多様。研究内容によってはさまざまな国で海外研修を行い、より深く研究する機会につながることも。順天の探究学習は、生徒の興味に従って社会に役立つものを生み出している。
高い進学実績を誇る順天。その秘密は、興味がある分野を学ぶだけでなく、“社会に役立つ能力を伸ばす教育”にあった。

高校2年生の跡部蒼さんも、探究の授業をきっかけに、“ある研究”に取り組んでいる。
彼女が研究しているのは、「宇宙空間を飛び交う放射線が地球の気象要素に及ぼす影響」。

跡部さんは研究内容を発表するため、全国の高校生が100人以上参加する地球惑星科学に関する学会「日本地球惑星科学連合2024年大会 高校セッション」(幕張メッセ)にエントリーした。
しかし跡部さん、研究内容は専門家顔負けでも、人前で話すのが少し苦手。しかも、一緒に研究・発表を行う石川県の高校生とは、全国にある探究ネットワーク団体を通じてネット上で知り合い、まだ直接会ったことがないという。
放課後、一人きりで発表の練習を行う跡部さん。大会は1週間後だが、幕張メッセという大舞台でうまく発表できるのか。
記事提供元:テレ東プラス
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