西郷真央が34年ぶり快挙なるか⁉ ルーキー・オブ・ザ・イヤーの行方【米女子スタッツ分析】
米国女子ツアーは先週、欧米対抗戦「ソルハイムカップ」が開催された。実質2週間のオフを経て、いよいよ今週から秋の陣へと突入する。
今季は9人の日本勢がメンバーとして参戦し、笹生優花が「全米女子オープン」、古江彩佳が「アムンディ・エビアン選手権」を制し、海外メジャー2勝。ルーキー3人も奮闘を続けている。そんな日本勢のスタッツをおさらいしてみよう。今回は『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』。
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新人賞は年間のポイント(pt)によって争われる。ポイントは、通常のトーナメント優勝で150pt、2位が80pt、3位が75ptと順位ごとに割り振られていき、41位以下は固定で5ptずつ配分。予選落ちは0ptとなる。メジャー大会はこの倍。昨シーズンは西村優菜が526ptで4位、勝みなみが387ptで5位と米ツアー未勝利ながら上位で終えた。
今季ルーキーの優勝はないが、そのなかで現在トップに立っているのは668ptの西郷真央。出場20試合で5度のトップ10入り、メジャー5試合中2試合で予選落ちとなったが、6月の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」、8月の「AIG女子オープン」(全英)ではともに7位でフィニッシュしたことでポイントを大きく加算している。
96pt差で2位には韓国のイム・ジンヒが立っている。出場16試合で、予選落ちはたったの3回。メジャー2試合でトップ10入りを果たし、安定的な成績を残している。184pt差・3位にはガブリエル・ラッフルズ(オーストラリア)、316pt差・4位にイ・ソミ(韓国)が続いている。
そのほかの日本勢では、稲見萌寧がシーズン途中に一時帰国し参戦を見合わせ。吉田優利は後半戦、限定的な出場権で参戦している。前半戦の貯金もあって稲見は149ptで9位、吉田は88ptで16位と苦戦が続いている。
これまでルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した日本勢は1990年の小林浩美ただ一人。西郷の34年ぶり快挙に期待がかかる。
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