V賞金5600万円超以外でも…女子台湾大会の“大盤振る舞い”がすごかった 吉田鈴は新人賞で200万円ゲット「自分にご褒美を」
イチオシスト
<台湾ホンハイレディース 最終日◇15日◇ザ・オリエントゴルフ&カントリークラブ(台湾)◇6720ヤード・パー72>
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)にとって48年ぶりとなる台湾での開催試合は、“大盤振る舞い”な大会になった。賞金総額は200万ドル(約3億1542万円)で、優勝した菅楓華は36万ドル(約5677万5600円)を獲得。これは国内ツアー最高額の「EARTH MONDAMIN CUP」(6月25~28日)の総額4億円、日米共催の「TOTOジャパンクラシック」(11月5~8日)の総額210万ドル(約3億3119万円)に次ぐものだ。
ただ、これだけではないのが、太っ腹たるゆえん。数々の賞が用意されたが、2024~26年の間にプロになった選手で、日本ツアー、台湾ツアーの未勝利選手が対象となる『明治安田ベストルーキー賞』には、プロ2年目の吉田鈴が輝いた。寺岡沙弥香、チャン・ツーイー(台湾)と争った吉田は、2人を上回るトータル9オーバー・13位タイで4日間を終了。これにより“新人No.1”に輝いた。
順位で得た賞金441万5880円に加え、この“ボーナス”。ラウンド後には「プロ2年目ですけど、こういった賞をもらえて光栄です」と話した。話を聞いたのが、まだ決定直後だったこともあり、気になる使い道についてパッとは思いつかなかったが、「自分にご褒美をあげて、モチベーションを上げたいですね」とニッコリ笑う。
トータルアンダーパーが優勝した菅ただひとりという難コースでの戦いで、「距離が短いホールや、パー5でバーディが取れていた。マネジメントはよかった」と自己評価。さらに先週の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」では苦しめられたパッティングも、「2~3メートルのいいラインの入る確率が上がりました。大きく逸れるラインは難しかったけど、そこにつけないことが大事」と、しっかり耐えるための要因になった。状態は上向きだ。
そして何よりも大きかったのが、43.50ptを加算したメルセデス・ポイント。開幕戦は予選落ちだったため、これが今季初ポイントになった。昨年のメルセデス・ランキング51位だった吉田は、前半戦出場権の資格を持ちシーズンインしたが、それはリランキング対象者ということでもある。だが、これにより昨年の第1回リランキング時に36位相当になったポイントを得たことで、中盤戦以降の出場権確保の見通しが立った。
「シードという立場ではないし、一応(リランキングのことは)考えていました。目標は高く持ちたいけど、まずは中盤戦に進める位置にいることも大事」。今後、安心してプレーするための安心材料にはなるはずだ。まず目先の目標としては昨年逃した「トップ5入り」を掲げる。「トップ10の回数も増やしたうえで、トップ5も積み重ねて優勝争いに絡みたい」。それが自ずとシード入り、そして初優勝につながっていく。
来週はスポンサー契約を結ぶSMBCが冠スポンサーを務める「Vポイント×SMBCレディス」(20~22日、千葉・紫CCすみれC)を迎える。ホステスプロとしての活躍が期待されるなか、「いい状態で迎えられる。昨年の姉(吉田優利)の優勝を見ているとアプローチがよかった。練習ラウンドでしっかり確認したいです」と、姉の姿も手本に上位進出をもくろむ。
なお、ほかにも3、4ラウンドでベストスコアを出した選手には『CTBCベストスコア賞』として1万ドル(約157万7100円、複数均等割り)が贈られ、これも菅が獲得。最終日の16番に懸けられた『ニアピン賞』200万円はチャン・ヤチイ(台湾)が手にした。
また決勝ラウンドでは4つあるパー3すべてに『ホールインワン賞』が懸けられていた。その額も驚きで、13番、16番は達成者全員に2万ドル(約315万4200円)、2番、7番ではそれぞれ300万円(複数均等割り)。今回は達成者ゼロだったが、選手たちの目も輝く金額だ。(文・間宮輝憲)
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