初出場の竹田麗央が2差好発進 メジャーでの“武者修行”生きた「すごくいい経験」
<アムンディ・エビアン選手権 初日◇11日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
大会初出場の21歳・竹田麗央が7バーティ・2ボギーの「66」をマークし、首位と2打差の5アンダー・10位タイ発進。日本勢では4位タイの古江彩佳に次ぐ好スタートを切った。
「前半からバーディパットが決まった。いい流れでプレーできたと思う」。インからスタートした竹田は、10番でワンピンの微妙なパットを沈めてパー発進。「パーセーブできて、流れが悪くならなかった」と序盤からリズムに乗り、11番から3連続バーディを奪取した。さらに15、17番とスコアを伸ばして、前半で5アンダーのロケットスタートとなった。
後半では2ボギー(2バーディ)と伸ばせなかったが、「ひとつはナイスボギーで、もうひとつはアンラッキーだったので、初日にしては良かったなと思う」。上々の滑り出しに白い歯をこぼした。
初めてのフランス戦。好スコアを出せた要因は「ミドルホールのセカンドショットが良くて、ピンに絡んでいた」と好調なショットを挙げた。「そのぶん、パー5で取れなかったので、あしたは取れるように頑張りたいです」。海外選手にも引けを取らない飛距離を持っている。調子がいいからこそ、チャンスホールでの取りこぼしは避けたいところだ。
今季は海外女子メジャーに2試合出場。その経験はやはり大きい。「欲をかくとすぐダボとかになるピンポジもある。そういうところはしっかりとグリーンセンター狙い。前回ですごくいい経験ができた。それが生きていると思います」と32位タイで終えた「KPMG全米女子プロ」での収穫が今回の好スコアにつながった。
2日目の午後は雨予報となっており、雷の予報も出ている。「午後スタートなので難しくなると思うんですけど、バーディを獲っていかないといけないと思う。アンダーパーを目指して、あすからもしっかりと攻めていきたい」と力強くうなずいた。
今年は日本ツアーで初Vを含む3勝をマーク。16試合中10試合でトップ10入りと大ブレーク中の21歳が、天気に負けないハッスルプレーで首位の背中を捉えにいく。(文・高木彩音)
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