新ドライバーを投入した鶴岡果恋がバーディ確率50%の猛チャージで2打差2位 「これをきっかけに初優勝に近づきたい」
<大東建託・いい部屋ネットレディス最終日◇27日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡)◇6503ヤード・パー72>
17位から出た鶴岡果恋が9バーディ・1ボギーの「64」と大きく伸ばし、トータル15アンダーで2位に食い込んだ。この日のベストスコアとなる猛チャージでホールアウト後はクラブハウスリーダーとして待機。後続の結果を待ったが、優勝した渡邉彩香も同じく「64」をマークして初Vには届かなかった。
「やるべきことはやったという感じです。それ以上に上の人が強かった。(渡邉の)18番のティショットを見て、プレーオフの準備をしようと思っていたけど、フェアウェイセンターだったので…」
昨季は「KKT杯バンテリンレディス」と「ニトリレディス」で自己最高位となる2位に入った。メルセデス・ランキング31位とキャリアハイの成績を残し、初めてシードを獲得した。今季の目標は当然ながら一択の初V。だが、前週まで11位が最高でトップ10入りは一度もなし。調子を取り戻せないまま気がつけば、シーズンは後半戦に入っていた。
「今年は全然、成績が出ないし、出る気もまったくしなかった。今週をきっかけにして、スイッチが入ったらいいな。いい方向にいってほしいです」。自分自身に期待していなかった酷暑の福岡で3度目の“準優勝”。次週は試合のないオープンウィークだが、休むより試合がやりたい。「そう! そうですね。この流れで」と笑った。
今大会は現状打破の意味も込めて、新ドライバーを初めて実戦で使った。用具契約を結ぶブリヂストンが今秋に発売を予定している「BX1 LS」。4日間を通して使ってみた感想は、「右に行きそうなときでも、結構つかまってくれる。スライスが止まらないときは、ぜひ使いたい。今までのものと交互で使っていこうかなと思います」。
ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算し、「飛んで、曲がらない」の両立の高さを数値で示す今季のトータルドライビングは2位の「37」。ドライバーショットからゴルフを組み立て、初優勝を狙う鶴岡にとっては心強い新たな“相棒”となりそうだ。(文・臼杵孝志)
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