櫻坂46中嶋優月&村山美羽、ドラマ初出演でキャラクターの心情を繊細に体現 “三期生愛”があふれる小ネタの数々に思わずニヤリ<路地裏ホテル>
イチオシスト
(C)NTT DOCOMO, INC.「路地裏ホテル」エピソード1で村山美羽が演じる麻里
櫻坂46 三期生が総出演するドラマ「路地裏ホテル」のエピソード1「修学旅行の話」(前後編)が、3月6日と13日にLeminoで配信された。中嶋優月が演じる脚本家・小山内唯香は高校時代にタイムスリップし、同級生の麻里(村山美羽)と再会。キラキラした恋愛ドラマの脚本執筆に悩みながら、自身の恋愛とも向き合っていく。(以下、ネタバレを含みます)
櫻坂46 三期生メンバー全員が初めて本格ドラマに挑戦
本作は、櫻坂46 三期生の石森璃花、遠藤理子、小田倉麗奈、小島凪紗、谷口愛季、中嶋優月、的野美青、向井純葉、村井優、村山美羽、山下瞳月(※五十音順)が、初めて全員で出演する青春ファンタジードラマ。都会の喧騒から離れた場所にひっそりと存在する“路地裏ホテル”を舞台に、悩みを抱えた女性たちがホテルでの一夜の“不思議な異世界体験”を通して成長していく姿が描かれる。
脚本は劇団「玉田企画」の主宰・玉田真也氏、櫻坂46メンバーが出演したドラマ「アクトレス」などを手掛けた頃安祐良監督が演出を担当。櫻坂46の5thシングル「桜月」に収録され、谷口がセンターを務めた三期生初のオリジナル楽曲「夏の近道」が主題歌に起用されている。
エピソード1は、ミステリー作品が得意な若手脚本家の唯香(中嶋)が、“キラキラ学園モノ”の恋愛ドラマの執筆を依頼され、自宅で頭を悩ませながらプロット作りに取り組んでいる姿から始まる。やっとの思いで打ち合わせまでにプロットを書き上げ、プロデューサーの田崎(前野朋哉)にプレゼンするが、「これ何ですか…? キラキラしてますか? キラキラした熱い思いはありますか?」「お願いですから高校生たちの恋愛、書いてください」とダメ出しをされ、「このままだとポシャリますよ」とまで言われてしまう。
唯香がオファーを受けてから半年たっているが、1ページどころか1文字も期待に沿うものを書けていない状況。「何? キラキラって」「何書いていいか見当もつかない」とカフェで友人に愚痴をこぼしながらも「絶対書き上げてやる」「今日から缶詰めするわ」と、まだ意欲はある様子。ホテルに缶詰めになって書き上げるため、唯香は偶然見つけた路地裏ホテルに立ち寄る。
そこで、支配人(仲村トオル)から「あなたがお望みならどんなお部屋もご用意します」と“205号室”に案内された唯香は部屋に入ると、なぜか高校時代にタイムスリップ。しかも、たどり着いた場所は自分が欠席したはずの修学旅行で訪れた旅館だった。
当時思いを寄せていた黒田翔(高尾昇吾)は、唯香が欠席したその修学旅行を機に恋人ができたこともあって、修学旅行は彼女にとってトラウマになっている出来事。最初はこの不思議な状況が理解できず戸惑いを覚えるが、少しずつタイムスリップしてしまった現実を受け入れる。
思春期の学生たちにとって、修学旅行は“高校生の色恋多発確定イベント”みたいなもの。唯香はこれをチャンスだと捉え、そこで再会した同級生の麻里(村山)と共に、脚本執筆のための“取材”をすることに。
さらに、その中で麻里から「黒田くんに告白するんでしょ?」「『修学旅行中に絶対付き合えるよ』って話してたじゃん。ほんと応援してるから」と後押しされ、唯香は恋愛ドラマの取材だけでなく、自身の恋愛とも向き合っていく。
まさに青春のデート…だが唯香はガッカリ?
麻里から強引(?)に背中を押された感じの唯香は、当時思いを寄せていた黒田の誘いに乗ってデートをする。黒田は唯香の鞄を持ってくれたり、飲食代を支払ってくれたりとスマートな対応。射撃ゲームを楽しみ、水族館でいろいろな魚を観賞するなど、いわゆる王道の青春デートが展開される。
傍目には楽しそうに見えるが、麻里にデートの感想を聞かれた唯香は「ああ…うん。行ってきた」となぜか薄い反応。唯香は「結構きつかったよね~。頑張っちゃってるっていうか、ステレオタイプのこうしたら女子が喜ぶと思ってるんだろうな~っていう。どっかで読んだのかなってアクションの連続でさ…正直ないわ」とガッカリしたことを伝える。そういう現実的な思考は、中身が酸いも甘いも嚙み分けてきた大人の脚本家だからなのかもしれない。
麻里は唯香の報告を興味津々に聞きつつ、2人が“恋人つなぎ”で手を握ったことを知ると「めっちゃいいじゃん! めちゃくちゃ上がるじゃん。鞄も持ってくれて、ご飯も奢ってくれて、恋人つなぎでしょ? そんなこと好きな人にされたら…いいなあ、うらやましい」とポツリ。どんなふうに握ったのか再現してもらい、つないだ手をほどかれると、ほんのり寂しそうな表情と手のしぐさを見せた。
黒田から翌日もデートに誘われたが、唯香はあまり乗り気ではない。麻里はそんな唯香を「行きなよ、取材でしょ? 行くでしょ?」と促す。結局、麻里同伴の条件付きで3人はゲームセンターへ。そこで麻里の黒田への視線を見て、実は彼女が黒田に好意を持っていると思った唯香は、自分が書いていた台本を書き直す。
そして、なおも自分のことを応援しようとする麻里に「無理しなくていいよ。翔くんのこと好きなんでしょ、麻里。さっき遊びに行ったとき、分かっちゃったんだよね。何で今まで気付かなかったんだろう」と話し、「今度は麻里を応援したい。自分の気持ちに正直になってほしい。前に踏み出しなよ」と諭す。それを受けた麻里は少し逡巡するが、「ありがとう、唯香。分かったよ」と素直に返事をする。
ある決意を固めた麻里は黒田を呼び出し、「翔くんさ、唯香のこと本当に好きなの? 本気なの?」と問い掛けて「もし中途半端な気持ちからだったら…」と言うと、黒田も「いやいやいや、そんなことないって」と勢いに圧されながら、きっぱり否定。麻里は、あらためて黒田の唯香への気持ちが本物であることを知る。
それでも麻里は「本当に本当に好きじゃなかったら、やめたほうがいいと思う」と続けるが、黒田も負けじと「本当に、本当に好きだから」と返答。ここで麻里は「私の方が…好きだから。好きだから。好きだから…唯香のこと」と、初めて自分の本当の気持ちを打ち明ける。これには、陰から見守る唯香も驚きを隠せない様子だった――。
(C)NTT DOCOMO, INC.「路地裏ホテル」エピソード1で中嶋優月が演じる小山内唯香
Buddiesをうならせる粋な仕掛けが満載
ミュージックビデオや冠バラエティー、イベントの企画などで演技をすることはあっても、三期生たちにとってドラマ出演は初体験。みずみずしい演技ももちろん楽しめるが、エピソード1からBuddies(=櫻坂46ファン)を「おおっ?」と、うならせる小ネタが随所にちりばめられていた。
例えば、冒頭でプロットが浮かばない唯香がふと視線を向けたテレビに映し出されていたドラマのエンドロール。唯香がかつて脚本を手掛けたドラマのようだが、その原作のタイトルが「顔面ボール殺人事件」(中嶋の伝説の名場面から)だったり、プロデューサーの田崎に提出した連続ドラマの台本の仮タイトルが「罪のアンセム」(中嶋の初センター曲は『Anthem time』)になっていたり。その第1話のサブタイトルも「特別なことは何もない」(英訳すると中嶋のセンター曲『Nothing special』)という、芸の細かい仕掛けがいっぱい。
修学旅行先の旅館は「AMUSE INN『至誠荘』」となっているが、これは三期生ドキュメンタリーでもおなじみの施設で、彼女たちの“始まりの地”。青春を思い返すストーリーにはピッタリの設定になっている。とにかく櫻坂46のメンバーへの愛が込められ、ストーリー以外の部分も細部にまでこだわって制作された作品であることは間違いない。
表現力豊かな中嶋&村山の演技が青春物語を盛り上げる
中嶋は、朝のバラエティー番組で「嘘つきゆーづ」などとイジられることもあるが、そういったグループ外のバラエティー番組での活躍に加え、グループの冠ラジオでパーソナリティーを務めたり、ライブの三期生パートでMCを務めることがあったり、トーク力には定評がある。中嶋がそこにいれば撮れ高はバッチリだろうな、と思わせるほどの安心感で頼りになる存在。一家に1人は欲しいメンバーだ。
それだけでなく、 “飛行機通学”で東京~福岡間を往復し、多忙を極めるアイドル生活と学業を両立。決してそれをひけらかすこともなく、2025年にきっちり4年で大学を卒業したド根性娘である。加入前には「週7」でアルバイトをしていた経験があり、ホテルに缶詰めになってでも課題(仕事)をこなそうとする唯香の姿勢は、どこか中嶋自身と重なる部分があるようにも感じられる。唯香は表情やリアクションもバラエティー豊か。見ていて飽きないが、そういう点も中嶋に通じるところがあるような気がする。
一方、麻里を演じる村山の繊細な表情とセリフ回しが光っていたことも語らずにはいられない。友人として唯香を応援したいという気持ち、幸せになってほしいけど、そうなると自分の気持ちに蓋をすることにもなる、というジレンマ。何気なく唯香に手を握られたときのうれしさのにじむ目と、ほどかれたときの切ない視線をさりげなく体現している。そこに、余計な言葉などいらない。あの表現の巧みさは村山ならではのもので心にグッとくる。
パブリックイメージ的にクールビューティー、おとなしい雰囲気のメンバーと思う人も多いかもしれないが、三期生同士では一番乙女なキャラクターの持ち主。崩れない前髪がチャームポイントで、かわいいものとスイーツ、焼き肉が大好きところもファンに愛されている。いざパフォーマンスになれば劇的に表情が豊かになり、長い手足を生かしたしなやかで躍動感たっぷりなダンスは、Buddiesのみならず目を見張るものがある。
感情を表に出し過ぎてはいけないが、少しだけ視聴者に余韻を与える。難しい麻里という役どころを任されたのは、そんな彼女の表現者としての才能を見込んでのものであることは想像に難くない。相対した唯香役の中嶋も、常に期待に応え続ける千両役者ということで、櫻坂46 三期生総出演ドラマの先陣を務めるのが彼女たちだったことも納得のキャスティングだ。
ラストにはタイムスリップから戻った後の世界線で唯香と麻里が再会する姿も描かれるが、この先、2人はどんな道をたどるのだろうか。
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】
(C)NTT DOCOMO, INC.「路地裏ホテル」はLeminoで独占配信中
記事提供元:Lemino ニュース
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