3年間介護のリアルを発信してきたYouTuber、父親が亡くなったことを報告
9月16日、「介護のリアル」を発信しているYouTuber「兄のぼる【父の介護クエスト】」(登録者数10万人)が「【ご報告】父が亡くなりました。」を公開しました。
父の他界を報告
兄のぼるとは、77歳の「頑固すぎる親父」を介護する様子を発信している妻子持ちのYouTuber。自身は4人兄弟で、双子の弟がいます。父親が脳梗塞になったのを機に介護を始め、2021年からYouTubeでの投稿を開始。今年2月には『頑張らない介護 絶望の生活から学んだ親との向き合い方 』(KADOKAWA)という著書を出版しました。
16日の動画で、兄のぼるは父が他界したことを報告しました。父は血管性認知症のために精神病院に入院していましたが、深夜2時に病院から電話がかかってきたそう。寝起きだったこともあり最初は話の内容が全く入ってこなかったという兄のぼる。そのまま電話では「お父様が急変して、胸骨圧迫をしています。(救急)搬送されますか? それとも・・・」と聞かれたそうですが、胸骨圧迫とは何のことか分からなかったため、すぐに折り返すと伝えて一度電話を切ったそう。
その後ネットで胸骨圧迫が心肺停止した人への処置であることを知り、状況を理解したとのこと。兄のぼるは気が動転しながらも病院に折り返し、「このまま逝かせてあげてください」と伝えたそうです。その後病院に向かい、到着後に医師によって父が亡くなったことが確認されたそうです。
幼少期を振り返る
兄のぼる夫妻が苦労して見つけた特別養護老人ホームを、面接時の父の態度のせいで入居を断られるといったことがあり、険悪な雰囲気だった兄のぼると父。
しかし亡くなった父の顔を見て最初に思い出したのは、憎んでいた父ではなく、幼少期の父だったといいます。兄のぼるは小学生のころ、父と母が寝る隣で姉弟で並んで寝ていたそうですが、毎晩怖くなって父と母の間に入って寝ていたのだとか。そのときの温かくて安心する父親のことを一番に思い出したと涙ながらに語りました。
父との最後の面会は亡くなる2日前で、いつも口論になることが多いものの、そのときの父は穏やかで、兄のぼるの家族についての話を嬉しそうに聞いてくれたそう。
「『親父またね』って言ったら親父も『また来てくれよ』ってニコニコでお互いバイバイしたのが最後になっちゃったんですけど、でもそれが最後で良かったなって」「本当に喧嘩で『てめぇふざけんじゃねえよ』のままバイバイじゃなかったからそういった意味でもタイミングが、すごいなんか図ってくれたようにも感じます」と話しました。
兄のぼるは概要欄にも
突然の事で頭と心の整理がつきませんが先ほど父が急逝しました。
私達家族も驚きと深い悲しみを感じています。今回はこれまで僕たちを応援してきてくれた皆さんに取り急ぎ状況をご報告させて頂きます。
また改めて落ち着いたタイミングで今後の事含めお伝えさせてください。一旦ではありますがここまでのご視聴
そして温かい応援を本当にありがとうございました。
と綴っています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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