勤務時間外も「仕事対応」が当たり前? 携帯の「つながらない権利」尊重は4割止まり
勤務時間外や休日に、仕事のメールや電話などへの対応を拒否できる「つながらない権利」。多くの人がスマホを持ちいつでもどこでも連絡ができる現代だからこそ、その必要性が高まってきているのでは。しゅふJOB総研が「つながらない権利」をテーマに行ったアンケート調査の結果から、街の声を聞いてみよう。
働く主婦・主夫のつながらない権利、41.5%が「尊重されている」

仕事と家庭の両立をする主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関「しゅふJOB総研」は、2025年3月20日~4月6日にビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト「しゅふJOB」登録者746名を対象に、「つながらない権利」をテーマにインターネットアンケートを実施した。
「休日を含む勤務時間外に仕事連絡への対応を求められたことがあるか」との質問には、69.2%が「ある」と回答。約7割の働く主婦・主夫が、オフの時間に電話対応の経験があることが明らかに。

続いて、「あなたの職場では、つながらない権利が尊重されていると思いますか」と尋ねると、「尊重されている」と答えた人は41.5%、「尊重されていない」と答えた人は41.3%という結果に。つながらない権利の職場への浸透率は、おおむね半々ということが確認できた。
子どもが多いほどつながらない権利が尊重される傾向

つながらない権利の尊重について子どもの数で比較をしてみると、子どもが2人以上いる人の「尊重されている」の回答率が44.6%に対して、子どもがいない人は36.1%。子どもの数が多い人ほど「尊重されている」と感じている人が多いという数値からは、子育ての大変さに対する職場からの配慮を読み取ることができる。

また、現在働いている人と働いていない人とで比較すると、働いている人の方が「尊重されている」と感じている比率が高く、さらに就業形態別で比較してみると「尊重されている」と感じている人の比率が最も高かったのは派遣社員56.2%だった。「尊重されている」と感じている比率が少なかったのはフリー/自営業で23.9%。労働時間に対する厳密さの違いが数値に表れているようだ。
フリーコメントでは「仕事以外の時間を仕事に使うことは精神的に休まらないと思います」(50代:SOHO/在宅ワーク)「繋がる状況がよくない、ストレスしかないと思う」(40代:派遣社員)といったつながらない権利を尊重する人、「難しいところだが緊急を要する場合は連絡も必要に感じる」(40代:正社員)「少しぐらいは休日に対応するのは普通だと思います」(50代:パート/アルバイト)といった仕事対応を許容する人が入り混じったが、子どもの年齢や職場の対応など、置かれている環境により捉え方も変わってきそうだ。
海外では法制化されている「つながらない権利」。誰もがスマホを持ち働く主婦・主夫が増えている現代だからこそ、日本でも「つながらない権利」について考える必要性がありそうだ。
出典:【しゅふJOB総研】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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