「57cmブラックバス出た!」 20年前の懐かしタックルでバスフィッシングに挑戦

「57cmブラックバス出た!」 20年前の懐かしタックルでバスフィッシングに挑戦">
空前のバス釣りブーム 時が経つのは早いものでついこの間まで20代だった気がするのに気が付けば今年で40歳になる筆者。誰しも昔は良かった、若い頃に戻りたいと思う気持ちがあると思うが、今回はそんな昔にタイ …
イチオシスト
季節外れの暖かさとなった2月中旬、久しぶりにバスフィッシングを楽しもうと懐かしのタックルを揃えて釣行した。ノスタルジックに若かりし頃を思い出しながらお気楽釣行のつもりがまさかのランカーサイズをキャッチした模様をお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)


空前のバス釣りブーム
時が経つのは早いものでついこの間まで20代だった気がするのに気が付けば今年で40歳になる筆者。誰しも昔は良かった、若い頃に戻りたいと思う気持ちがあると思うが、今回はそんな昔にタイムスリップできる釣りの楽しみ方を紹介したい。
筆者は1986年生まれの一般にミレニアム世代と言われる世代である、釣り業界ではグランダー世代とも言われ、某アニメの「グランダーウェーブ」やシマノ社のCM「さそり座のメインスター」と言ったフレーズにピンと来たあなたは同世代である。
釣りを始めたのは餌釣りからだが、小学校高学年の時に空前のバスフィッシングブームが訪れ、これをきっかけにルアー釣りを始めた筆者。なかなか釣れないブラックバスに夢中になった少年時代の1990年代後半から夢と希望に満ちていた青春時代の2000年代前半のタックルには思い入れがある。
思い入れのあるタックル(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
大人気のルアー
筆者がルアー釣りを始めた1990年代後半、当時飛ぶ鳥を落とす人気であったメガバス社、ルアーを初めて見た時、そのリアルな作りに一目惚れし欲しかったが、大人気故に普通に売っていることはなく、抱き合わせ販売やポイントを貯めれば買える等、当時小学生だった筆者には手が出ないルアーで釣具店で眺めるだけの存在であった。
中古で買い集める
時は流れ2000年代に入りバスフィッシングブームは一段落してきて、人気ルアーでもまともな価格で手に入るようになってきた。しかし人気は高く、何個か手に入れるのがやっとであった。ロッドも人気で品薄が続き、当時メディアで活躍するプロが使っていたタックルは欲しくても店に無く買えなかった思い出がある。
そんな過去の思いが甦ったのか、ここ数年この年代の釣具を中古で探し程度が良い物があれば買い集めていた。せっかくなので昔に戻った気持ちで使ってみようと、冬のバスフィッシングに出掛けてみた。ちなみに筆者は釣具マニアであるが、あるメーカーやプロアングラーを崇拝する「信者」ではない。
三重へバスフィッシング
今回釣行したのは三重県のとある地方で、15年以上前から来ていたエリアである。当時は人も少なくイージーに釣れてのんびり楽しめるエリアであったが、7~8年前から雑誌やDVD等各メディアに取り上げられるようになった。
結果釣り人が急増、ハイプレッシャー化が進み、さらにここ数年のアウトドアブームが追い討ちをかけ、釣り人のトラブルで釣り禁止の場所も増えてしまった地域である。野池や川は特に釣り禁止になりやすい為、駐車場所に気をつけて地元住民へ配慮した釣行を心掛けて欲しい。
どこか懐かしさが残るフィールド(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
当日の状況
釣行前日の金曜日から暖かく、当日も天気予報では春を思わせる暖かさとなり、釣れるかどうかより、気持ち良く釣りができそうと期待した。当日は早起きして朝マヅメから釣りをスタートする。1ヵ所目は中規模河川へ入る、早朝の気温は2度とまだまだ冬であるため水深のある場所から探って行く。
当時のルアーのみを使用
今回はタックルに合わせルアーも当時のものを用意し、最近のルアーは敢えて持って来ていない。ルアーローテしながら一通り探るが反応はない為、小移動し流入河川へ向かう。ここではDEEP-X100とバンピーワームのテキサスリグで探って行く。
当時のルアーを使用(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
41cmのバスをキャッチ!
日が差し暖かくなってきた9時過ぎ、ブレイクを探るバンピーワームに「コン」とバイトがあり合わせたがスッポ抜けてしまった。まさかと思いもう1度入れ直すとまたしてもバイト。今度はティップで重みを感じながら合わせるとフッキング成功。釣れた事に驚きつつそのまま一気に抜き上げ41cmのバスをキャッチした。
キャッチした41cmのバス(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
使用したロッドはメガバス社デストロイヤーF7-711Xセブンイレブン、ルアーはバンピーワームのテキサスリグ。昔某ビデオで紹介されたポーズ時ワームの浮力でテールが立つアクションでバイトが出た。
当時冬に爆釣する映像を見て真似したが全然釣れなかったテクニックである。20年越しに願いが叶った価値ある1匹となった。
50cm級がチェイス
続けて探るが反応は無く、3ヵ所目は小規模河川へ移動した。ここでは50cmクラスのバスが1度チェイスしてきたが、他に反応は無く移動する。昼食をはさみ4ヵ所目は大規模野池へやって来た。このエリアでは古くから有名な60アップの実績もある野池だ。
大規模でシャローフラットな野池だが、足場は少なくオカッパリポイントは限られる上に、ボートも多くプレッシャーは高い。この日もポカポカ陽気とあってアングラーは多く、空いている場所へエントリーした。遠浅の地形の為、SR-Xグリフォン、バイブレーションXスマトラを遠投して探るが反応はない。
45cm級のバイト!
リアクションを狙いX-80トリックダーターにチェンジした1投目、沖からジャーク&ポーズで引いて来たピックアップの寸前、足下の岩からバイトして来たがすぐにバレてしまった。一瞬見えた魚体は45cmはありそうだったが、気を取り直しキャストを再開する。
その後はビジョン95でフナのスレがかりが1度あったのみ。夕マヅメには地元のアングラーがナイスバスを釣り上げていた為、話を聞くと49cmで、ミドストにヒットしたとのこと。コンディションも良く正直に言って羨ましい魚であった。
2月という冬に1匹釣れているので十分なはずが、バラシもあり少し悔しさが残る1日になってしまった。
フナのスレ掛かり(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
2日目も同じ河川へ
2日目の釣行は当初違うエリアへ行こうと考えていたが、昨日の状況からデカイのが出そうと感じた為同じエリアへ釣行した。まず1ヵ所目に昨日釣れた中規模河川へ向かう。
朝9時のゆっくりスタートだが、昨日より朝の冷え込みは弱い。昨日反応のあったバンピーワームのテキサスリグで広く河川内のポイントを回ったがノーバイトで昼になった。気温は18度と季節外れの暖かさで可能性はありそうなのだが……。
昨日の野池へ移動
2ヵ所目は昨日バラシに終わった大規模野池へ行く。朝の冷え込みが弱かったのと気温の高さからシャローフラットの野池は水温が上がり、良くなっていると判断した。
釣り場に着き昨日とは違う位置へ入るつもりで駐車スペースへ向かうが、到着すると少しの差で先行者が来て最後の駐車スペースが埋まってしまった。住宅も近い為路上駐車は禁物である。
仕方がないので昨日のポイントへ向かうとこちらは駐車スペースが空いていた。こちら側も先行者が1名いたが昨日バラシたポイントは空いていたためそこへ入る。出来れば夕マヅメに入りたかったが仕方がない。
57cmランカー級バス浮上!
釣り座に着くと暖かい南風が当たり良い雰囲気ではある、昨日と同じくX-80トリックダーターを足下の岩へピッチングでキャストする。少し巻いて潜らせ、2〜3回ジャークするといきなり「ズドン」と持って行かれるバイトが来た。
直後水面に見えたのは昨日バラシたサイズより明らかにデカイ魚体だがリアフック1本掛かりであるのも見えた。昨日半日で枯れ木や岩など沈み物の位置ははっきり把握しているため焦らず時に強気に誘導しながらファイトする。
この時普段ならハラハラするが不思議とバレる気はせず、「そっちは行くな、まだ引くか」と昔憧れたメディアプロになった気分でランカーバスとのファイトを楽しんでいた。バスの動きが鈍くなってきた頃合いを見て岸に寄せハンドランディング。キャッチしたのは丸々としたコンディションのカッコいいバスであった。
あまりにも急な展開に感動を通り越し唖然としてしまう。メジャーを取り出しサイズを測るとなんと57cmもあるランカーサイズであった。
57cmのランカーサイズ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
オールドタックルで手中
使用したタックルはデストロイヤーエボルジオンF4-610XDtiエルザイルにリールは初代メタニウムmgという20年以上前のタックルである。若き日に憧れたタックルで憧れたプロのような釣りが出来た感動に浸りながら感謝を込めてリリースする。タイミングといい完全に「運」の釣果であるが思い出に残る魚との出会いであった。
35cm級バスを追加
余韻に浸りながら小休憩し釣りを再開する。再度同じポイントにX-80トリックダーターをキャストすると、全く同じポイントでバイトが出た。今度はサイズは大きくなく、35cmクラスを追加した。
キャッチした35cm級のバス(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
完全にパターンがハマったと思ったが次は続かず、ルアーを変え探るが反応は無く移動した。その後数ヶ所回ったがあまりにも満足の行く結果に「あの1匹を越える感動の魚には今日は出会えない」と思い少し早いが竿を仕舞う事にした。
時刻は15時過ぎ、やり方によっては追加出来そうな状況だが、ブラックバスはリリース前提のゲームフィッシュである、例え50cmのバスでもこの後追加してもあまり感動は無い、なら自分より感動してくれる人に釣って欲しいと思うのが筆者のゲームフィッシュに対する考え方だ。
連続ヒットした足下の岩(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
バスフィッシングの魅力
ジャンル問わず様々な釣りをする筆者が一番奥が深く、難しくも面白いと思うのがバスフィッシングである。バスは日本全国多種多様なフィールドで様々なルアーで釣る事ができる魚である。
使うタックルや釣り方もその選択肢の一つである。釣果に拘って釣りをするのも面白いが、釣果や流行に囚われず、自分の好きなタックル、ルアー、釣り方で楽しむのもバスフィッシングの魅力の一つであると筆者は思う。
20年前に憧れたプロアングラーにはなれなかったが、今こうしてライターとしてバスフィッシングの魅力を伝えられる事をありがたく思う。そしてもう20年後、定年を迎える頃にも「そういえば昔冬の暖かい日にデカいバスが釣れたな、久しぶりに行ってみるか」と同じようにフィールドに立つ事が出来る未来を願っている。
大物に出会えて大満足(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
<稲垣順也/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
