生物研究者が生き物系YouTuberに「正しい発信をして」呼びかけ 具体的な問題点示さず物議

イチオシスト
とある生物研究者の、生き物系YouTuber「マーシーの獲ったり狩ったり」(登録者数42万人)に対する指摘が波紋を呼んでいます。
生き物系YouTuberマーシー
生き物系YouTuberのマーシーは、琵琶湖を拠点に活動するYouTuber。生物採集を楽しみながら、自然保護の大切さや外来種問題の理解を促しています。最近では「ツチフキ」という幻の魚を大阪・淀川で1994年以来30年ぶりに発見、捕獲。話題となりました。
そんな彼は13日、自身のYouTubeで、宮崎県の川でコウライオヤニラミという外来種を捕獲したときの動画を投稿しました。この種についてマーシーは「朝鮮半島から観賞用で持ち込まれた個体が逃げてここで繁殖してしまったのではないかと言われている」と解説します。
その上で彼は、京都大学の研究結果について言及しました。それによると、コウライオヤニラミが宮崎の川に定着してから「魚類相が乏しくなっている」のだそうです。魚類相とは、特定の地域や水域に生息している魚類の種類やその集まりのこと。この研究は、生態系や生物多様性を理解する上で重要な位置を占めているそうです。

研究者が指摘
さて、この動画が投稿された翌14日、ある研究者が自身のXに、こんな書き込みをしました。
影響力のある生き物系YouTuberの方々にお願いです。
外来種を何とかしたいと本当に思っているのなら、プレリリの流し読みだけではなく論文含めしっかり読んで理解してから正しい発信をしてほしいです。
それをしないのであれば、再生数稼ぎに外来種をただネタにしていると批判されて当然の内容です。
この研究者の書き込みには、前日、マーシーがコウライオヤニラミを捕獲した動画を投稿したと告知するXが引用リポストされていました。
この研究者は京都大学大学院に在籍している研究者で、任期つきの助教だそうです。「第12回 日本生態学会 奨励賞」といった賞歴を持つなど、その分野で活躍しています。
ところがこの指摘に対して、ネットユーザーたちから、マーシーの動画での捕獲の様子や姿勢が具体的に何が問題なのか、正しい発信とは何かなど疑義が上がっているようです。
さらには、昆虫採集や生物観察に詳しい生き物系YouTuber「おーちゃんねる」(登録者数179万人)も、自身のXでこのようなツッコミをぶつけます。
なんで頑なに具体的な指摘をしないんですか? YouTuberにいい加減な情報を流されるのが嫌なんじゃないんですか? 誤った情報を訂正したくないんですか?
現在、同様の批判が多数舞い込んでいるようで、この研究者はこれらを受けてXで、
具体的に誤りを指摘しろ、というご意見を沢山いただき、それはその通りだと反省しています。発信しようと思いましたが、誤解や濡れ衣、関係のない恨みによる誹謗中傷などがかなり多く収集がつきません。ご本人からのご連絡がもしあれば直接お伝えします。(原文ママ)
と釈明。事態の鎮静化を図っているようです。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
