世界が注目する “超逸材”が大橋ジムでプロ転向──アマ9冠&49戦全勝の藤木勇我「井上尚弥さんのように強くなりたい」
イチオシスト

世界ユース選手権を制するなどアマチュア49戦49勝無敗の大阪・興國高3年、藤木勇我が2月27日、横浜市内のホテルで記者会見に臨み、大橋ジムと契約を結んでプロデビューすると発表した。
カクテル光線とスモークを浴びながら壇上に現れた藤木は、派手な演出にも臆することなく、18歳とは思えない落ち着き払った様子でプロに転向する決意を口にした。
「日本人が中量級で世界チャンピオンになるのは難しいと思うけど、自分が小さいころからの夢でもあるので、必ず世界チャンピオンになって、あこがれの井上尚弥さんのように強くなりたい」
アマチュアで輝かしい実績を残してプロに転向する選手は少なくないが、中でもアマ9冠の藤木は“超”がつく逸材だとみなされている。すでにその評判は海外にまで及び、アメリカの老舗ボクシング誌『ザ・リング』が昨年、藤木のインタビュー記事を掲載したほどだ。
そんな藤木を「日本の至宝」と称し、「ザ・キング」のニックネームを授けた大橋秀行会長は、この若武者に日本ボクシングの未来を託そうとしている。この10年で井上尚弥という軽量級の世界的な大スターを育て上げた大橋会長は次なる目標に中量級での日本人スター選手誕生を掲げる。「これからボクシングの人気を最高潮に高めるためには(世界的に人気の高い)中量級、重量級の活躍がカギ。それができる一番手が藤木勇我」というわけだ。
藤木はデビュー時に「強い選手としか試合をしたくない」と言い切った井上を尊敬し、同じような骨太のキャリアを歩みたいと考えている。早くも将来の複数階級制覇や聖地ラスベガスでのメインイベンターなど期待は高まるばかりだが、本人は「今は世界チャンピオンになることしか考えてない」と地に足をつけた発言を繰り返した。
今後は4月13日に後楽園ホールで行われる「Lemino BOXINGフェニックスバトル」でプロテストを受験、同会場で6月10日に予定される「Lemino BOXINGフェニックスバトル」でデビュー戦が組まれる見込み。デビュー戦はスーパーフェザー級を予定しており、数年後にフェザー級もしくはスーパーフェザー級での世界初挑戦を目指す。
文=渋谷 淳
【制作・編集:Blue Star Productions】
記事提供元:Lemino ニュース
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