なぜ電車はホームにピッタリ止まれるの?列車のブレーキは運転士の努力の賜物【図解 鉄道の話】
イチオシスト
日本の鉄道の正確性は世界でも有名です。たとえば電車がホームに入ってくると、足元に記された乗車位置を示すマークにピッタリ止まります。我々にとってはごく当たりまえの光景ですが、実はこれは高い技術と経験の賜物なのです。普段自動車を運転する人なら、ブレーキをかけて信号の手前でピッタリ止まることは難しくないかもしれません。しかし鉄道は鉄の車輪がレールの上を滑るように走っているため、自動車と比べてブレーキが利きづらいのです。近年ではホームに転落防止用のドアを設置している駅も増えており、停止時にはこのドアと車両のドアがピッタリの位置でシンクロします。これはブレーキを自動化した路線もありますが、多くは運転士の技術によるものです。
運転士は、電車がホームへ進入すると停止位置目標を確認。そして揺れることがないように丁寧にブレーキを操作して電車を止めるのですが、ブレーキのかけ具合は天候や乗客数、車両の数でも異なります。つまり、運転士の腕の見せどころなのです。また。ドアも自動ではなく、車掌や運転士がタイミングを見て操作するスイッチで開閉しています。電車が定刻通りに到着し、列をつくって待っている利用客の前にピッタリと止まる光景は、当たり前のようで運転士の努力の賜物です。

電車を駅のホームの停止位置やホームドアがある位置に正確に止めるには、高い技術と経験が必要とされています。
列車のブレーキはほとんど手動徐々に自動に置き換わりつつありますが、 電車のブレーキは、大半は運転士が手動で操作しています。天候や車両の重さなどによってブレーキの利き方も異なるため、正確な位置に停止させる技術はまさに職人技です。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 鉄道の話』 綿貫 渉
記事提供元:ラブすぽ
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