ブレーキパッドが洗車を楽にする!? トヨタのスポーツカー専門ショップも推すディクセル(DXCEL)のMタイプに迫る!

イチオシスト

「ブレーキのチューニングなんて、サーキットをガンガン走るような人たちのためのメニューでしょ……」という考えは、完全に間違いじゃないけど、正しくもない。アフターパーツメーカーのブレーキパッドやディスクローターに換装することで、絶対的な制動力や耐熱性の向上だけでなく、ダストの低減やコントロール性の向上、車種と製品によっては交換時の部品コストダウンを狙えることもあるのだ!
ディクセル(DIXCEL)の「Mタイプ」ブレーキパッドは、制動力を犠牲にすることなくダストの大幅低減を実現し、なおかつ優れたコントロール性も得られると評判のアイテム。その実力や信頼性、純正パッドとの違いなどを、トヨタのスポーツカーブランド「GR」の地域拠点でディクセル製品も取り扱う、GRガレージ京都伏見で聞いてみた。
そもそも、ディクセル(DIXCEL)とは?
「ディクセル(DIXCEL)」は、一般自動車とチューニングカーとレーシングカーのブレーキパーツを開発・製造・販売することを目的として、2003年に設立された日本のメーカーだ。その社名は、英語の「Deceleration(=減速)」と「Excellent(=優れた)」がモチーフ。本社は大阪府摂津市にある。
創業から約23年というのは、自動車関連のパーツメーカーとしてはそれほど長いほうではないが、自動車業界におけるディクセルの知名度と信頼性は非常に高い。これは同社がこれまで、ブレーキ関連に絞って精力的に製品開発を続け、レースでのテクニカルサポートや部品供給などでも技術力を磨いてきたから。多彩なブレーキ関連製品群の中でも、ブレーキパッドおよびディスクローターのラインアップは日本車と輸入車のじつに約1400車種(48カーメーカー)をカバーしているというから驚きだ!


GRガレージ京都伏見もディクセル製品を推奨
トヨタのスポーツカーブランドであるGRの地域拠点として、2017年から展開されているGRガレージ。今回取材にうかがった「GRガレージ京都伏見」は、京都初のGRガレージとして2018年9月にオープンした。このショップで、GRコンサルタントとしてカスタムに関する相談や提案を数多く手がけてきた新開友紀子さんは、ディクセルのブレーキパッドについてこのように話す。
「GRガレージ京都伏見のお客様は、さまざまな愛車ライフを楽しまれているので、ブランドや製品をご自身で事前に決めてから、『これに交換してください』と依頼される場合もあります。一方で、漠然と『ブレーキパッドを社外品に交換してみたいんだけど……』なんてお客様も多く、そんなときに私はまずディクセルを提案します。対応車種数が膨大で、なおかつ車種ごとにストリート用からサーキット走行会向きやレース用など、複数のパッドタイプが用意されていることも多いのが、大きな理由のひとつ。つまり、お客様の用途にマッチするブレーキパッドを選択しやすいんです」

ちなみにディクセルは、単に車種ラインアップが豊富というだけでなく、日本のメーカーだけど輸入車にもめちゃくちゃ強い。トヨタ系であるGRガレージでも、じつはこの実績が安心してお客様に提案できる要素のひとつになるときがあるようだ。
「GRには、2019年に発売が開始されて2026年に生産が終了したGRスープラもありますが、こちらはドイツのBMWと共同開発したモデルで、プラットフォームをBMWのZ4と共有するオーストリア生産のいわば“輸入車”です。でもディクセルは、欧州を中心とする外国ブランド車のオーナーからも根強い支持を集めてきた歴史があるので、GRスープラにも安心してオススメできます!」


「Mタイプ」ブレーキパッドは何がスゴい?
新開さんのコメントにもあったように、ユーザーの用途や好みに合う多彩な特長を備えたブレーキパッドを開発しているディクセル。その中で新開さんが、「愛車をきれいに保ちたい、街乗りだけを楽しむクルマユーザーなら絶対にコレ!」とオススメするのが「Mタイプ」ブレーキパッドだ。

「ストリート用だけでも、ディクセルにはさまざまなタイプのブレーキパッドがあるのですが、その中で『Mタイプ』はダストの大幅低減を実現したパッドです。ブレーキダストが多く発生することによる最大の問題は、愛車の美観が損なわれること。高価なホイールを装着していても、それが真っ黒ではドレスアップ効果も薄れちゃいます。しかもブレーキダストはホイールを腐食させる要因になりやすく、それを防いで美しさを保つには、頻繁な洗車が必要になります。『Mタイプ』に換装すれば、ダストは大幅に減る傾向。洗車の手間や頻度が軽減されること間違いナシです」


一般的に、ブレーキダストが多く発生するのは輸入車というイメージだが、新開さんによれば「ラリー参戦で培った技術も投入しながら開発され、モータースポーツと密接なGRヤリスなども、ブレーキダストが多く発生する車種として有名」とのこと。もちろんこれは、純正のブレーキパッドが悪いということではなく、求められる制動力などを追求した結果だが、「オーナーさんの中には、走行性能ではなくスタイリングに惚れてGRヤリスに乗っていらっしゃる人も多く、そういう方々にとっては『Mタイプ』の超低ダストが大きな助けになると感じています」


しかもディクセルの「Mタイプ」がスゴいのは、ブレーキパッドに求められる根本的な性能である制動力を大きく犠牲にすることなく、超低ダスト化を実現している点だ。これについて新開さんは、GRガレージ京都伏見で「Mタイプ」ブレーキパッドに交換したお客様の声を、以下のように紹介してくれた。
「印象的でイメージしやすい意見として、『ムダにブレーキペダルを踏んでいる感じがない』とおっしゃるお客様がいらっしゃいました。このブレーキパッドは、ペダルを踏んだ力に比例してストッピングパワーが増減する仕様になっています。踏み始めで唐突に効く感じではないため、車種によっては純正からの交換直後には効きが弱くなったと感じられる人もいらっしゃるかもしれませんが、強弱のコントロールがしやすいため理想的なブレーキ操作につながりやすいようです。GRガレージ京都伏見では、この『Mタイプ』をベースとしたランドクルーザー専用のオリジナルブレーキパッドも販売していますが、私もこのパッドで同じような操縦しやすさを感じました!」

ブレーキパッドの交換は減ったら……ではない!?
ここまで紹介してきたように、ディクセルの「Mタイプ」ブレーキパッドは、とくに低ダスト性とコントロール性に大きなアドバンテージを持つ。「それなら、いま装着されているブレーキパッドが摩耗して交換時期を迎えたら、次はコレにしてみるか……」なんて考えている読者も多いかもしれない。しかし新開さんはこう断言する。
「いわゆる“クルマ好き”にもいろんな方向性がありますが、毎週のように洗車するような美観重視のユーザーで、サーキット走行の予定は一切ないなら、新車であっても最初から『Mタイプ』に交換しておくべき。ホイール清掃の手間が圧倒的に減りますから!」


価格ヨシ、信頼性も抜群!
ここまで、超低ダストという点にフューチャーしながらディクセルの「Mタイプ」ブレーキパッドを紹介してきたが、じつはこの製品、価格面でのメリットも大きい。車種によって純正品との価格差はまちまちだが、国産車のミドルクラスでもフロント用は純正品と同等レベルで、リヤ用は数千円程度の価格アップにとどまることがほとんど。一方でハイエンドな国産スポーツカーや輸入車の場合、純正と比べて半額程度あるいはそれ以下と、超リーズナブルなことも多い。低価格だからこそ、新車でも中古車でもお試ししやすいのだ!
なおGRガレージ京都伏見の場合、保証期間が残っている車両に社外品のブレーキパッドを導入したとしても、それに起因する以外のメカニカルトラブルであれば、保証対象として認められるようだ。ただし外国車メーカーの場合、より保証適用の条件が厳しいこともあるので、この点は事前に確認しておきたい。また新開さんによれば、「ディクセル製品そのものにトラブルが発生したことは、私が知る限りこの店舗では一度もなく、安心してお客様に薦められます」とのことだ。
そして新開さんは最後に、ディクセルの隠れた長所として「ウェブサイトの見やすさと情報量の多さ」も挙げる。
「ディクセルのウェブサイトは、車名や型式などからラインアップの検索がしやすく、車種グレードなどによる細かい違いもしっかり反映されていて、しかも在庫状況とか納期まで確認できます。これはエンドユーザーにはあまり関係ないことなのかもしれませんが、とくにブレーキパッドは『摩耗が限界レベルだからすぐにでも交換したい!』なんてお客様が多く、在庫状況がわかるのはとっても便利でありがたいです」


膨大なアイテム数を誇るディクセルの中でも、「Mタイプ」ブレーキパッドはとくに大人気の製品。本当に多くの車種とグレードに対応しているが、まずは自分の愛車に適合した製品があるのかウェブサイトを覗いてみてほしい。そして適合を確認できたら、愛車を美しく保ちたい人はお早めに導入の検討を!

(編集協力:株式会社ディクセル)
取材協力
GRガレージ京都伏見





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