3層フェースが気になるキャロウェイ『クアンタム』 5種類もヘッドがあるけど…どうやって選べばいい? にプロがドンズバ回答
イチオシスト
テーラーメイドとキャロウェイが毎年この時季に新作モデルを発表してきたが、近年はピンやコブラも同時にデビュー。昨秋発売で評判のいい国産モデルを含めて、どんな技術的な進化をしたのか? その選び方は? 今回はキャロウェイ『クアンタム』シリーズについて市原建彦プロに聞いた。
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キャロウェイの『クアンタム』シリーズで注目の進化は、なんといっても「TRI-FORCE」。高初速を実現するためにチタンフェースを14%薄くし、その耐久性を上げるため、2層目にポリメッシュ、3層目にカーボンで補強した業界初の「三層構造」フェースです。
同じようにフェースにカーボンを使っているテーラーメイド『Qi4D』とは打感の好みが分かれるでしょう。『Qi4D』も音的に弾くので、正直甲乙つけ難い。けど『クアンタム』の方がより硬質でフェースが分厚い感じがするのに、球離れが速いという、初めての感触で、慣れるとクセになりそうです。柔らかめのボールを使う人と相性が良いと思います。
また、他社と違いコア(真ん中)モデルが、チタンソールの『MAX』と『MAX D』の2機種体制で、10K級の用意は無いものの、最多の5モデルから最適なヘッドを選べるのが魅力だと思います。
コアモデルという考え方ではなく、ど真ん中が灰色のチタンソール兄弟(MAX&MAX D)で2つも選べる点が、他メーカーとは違いますし、大きめサイズながらも低スピンな『◆◆◆(トリプルダイヤモンド)MAX』という真ん中寄りの選択肢も増えたことで、全体の8割方がこの3つから最適ヘッドを選べるはずです。10Kを敢えて捨てて、ど真ん中ゾーンで細かくモデルを選べる利点がありますね。
【市原建彦の試打評価コメント】
『クアンタム ◆◆◆』
とにかくスピンを減らせる。締まった『◆◆◆』形状が踏襲され、つかまりを抑えた低スピン性能に三層構造のしっかり打感も相性◎。
『クアンタム ◆◆◆ MAX』
『◆◆◆』の形のままで大きくなり安心感を増していて、スピンも減り過ぎずにセミアスリートでも扱える。
『クアンタム MAX』
セミアスリートからアベレージまで幅広く対応し、ニュートラルな動きかつ低スピンでロスを減らせる。万人に合うオールラウンダーモデル。
『クアンタム MAX D』
スライスを抑えられる。つかまり一辺倒ではなく高打ち出しで左へ曲がり過ぎる危険がない。程よいドローバイアス度合いが好印象。
『クアンタム MAX FAST』
軽量モデルの中でも打ち出し角や最高到達点は群を抜く高さで、力に自信がなく球の低さで悩む人や、とにかくキャリーを伸ばしたい人にオススメ。
■解説:市原建彦
いちはら・たつひこ/ 1978年生まれ、神奈川県出身。世界ジュニアで優勝してプロデビュー。ツアー通算1勝。新クラブの評価・分析に定評がある。
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