岩井千怜の新スイングは、よりフラットな軌道に進化! 左肩をダウンでストンと落とすのが真似るコツ
イチオシスト
「ホンダLPGAタイランド」で惜しくも2位に終わったが、安定したプレーを見せた岩井千怜。彼女の安定したスイングをプロコーチの南秀樹が分析。我々が参考にしたいポイントも教えてもらった。
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ちょうど1年前のスイングと比較すると、スイングプレーンがよりフラットに、ヘッド軌道はよりシャローになっていると感じます。最新のクラブに合わせて、ヘッドが低く長く動くため、ボールを長く押せます。フェアウェイが硬い米ツアーで戦うため、さらにアイアンショットではスピン量が揃ってタテ距離が合いやすいなどの効果が見込めるマイナーチェンジ。今後も活躍が期待できます。
以前に比べ、バックスイングではヘッドを低く動かし、ややインサイドへ、トップは低いポジションに収まっています。ダウンスイングで手元が腰あたりに下りてきた時には、右ヒジとシャフトが重なり、よりフラットなプレーンが確認できます。それに合わせて、インパクトでは左肩が浮かずに、手元は体の近くを通っています。
プレーンがフラットになったこともありますが、左肩の浮きが抑えられ、手元が体の近くを通るようになったのは進化のポイントでしょう。さらに高い次元で、ミート率が向上していると思います。一方で、振り抜きの良さは変わっていません。インに振っていくと、手元を体に近くに保って回転できるので、右ヒジが曲がった状態を長くキープできます。球筋の打ち分けも容易にできると思います。
岩井さんのようにインパクト付近で手元を低く体の近くを通すことはスイングの安定につながります。意識したいのは、切り返しから左肩を浮かさないこと。左肩が浮けば軸が右に倒れ、クラブが寝て手元も浮いてしまいます。
ポイントは首から左肩にかけての空間を潰さないこと。切り返しでは、両肩をストンと下に落とすように脱力させ手元を下ろしていきます。首をスッと長くする、左耳から左肩の距離を長くするイメージです。この動きができれば振り遅れないので、インパクトにかけてヘッドを走らせる感覚もつかみやすくなります。まずはクラブの重さが感じやすいショートアイアンから練習をはじめてみてください。
■岩井千怜
いわい・ちさと/ 2002年生まれ、埼玉県出身。22年から3年連続で複数回優勝を記録。日本勢初の開幕戦連覇を達成し、日本ツアー通算8勝。25年は「リビエラマヤオープン」で米女子ツアー初優勝を飾った。Honda所属。
■解説:南秀樹
プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。
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