イケメン猫専門医に聞く“保護猫”を迎える心構えと準備&迎えた後の問題を解決
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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2月22日(日)〝猫の日″、BSテレ東は「BSキャッ東」と改名し、一日中猫まみれの番組を放送。夜9時30分から放送の藤あや子、住吉美紀がMCを務める「猫の幸せ 私の幸せ~猫のこと、ちゃんと考える~」では、猫と幸せに暮らすために知っておきたいことを真剣に考えます。

番組に出演する猫専門病院「Tokyo Cat Specialists」院長・山本宗伸先生にインタビュー。小学生の頃に授乳期の子猫を保護したことをきっかけに猫に魅了されて獣医師の道へ、今は3匹の保護猫と暮らしている山本先生。保護猫を迎えたいけれど…「保護猫って懐いてくれるのかしら」「どんな子を選んだらいいの?」「環境作りやお世話は特別なことが必要?」などの心配や不安について、猫も人間も幸せに暮らすための秘訣をうかがいました。
【動画】猫ちゃんの眠いの我慢ウトウト対決「かわいい大図鑑」
山本宗伸先生の愛猫 左から カツオ♂ ハモ♀ ホタテ♀
【1】 保護猫を迎えるにあたっての準備と心構え

まずは、保護猫を迎える前に準備すること、また保護猫だからこその気遣いや心構えなどを教えてください。
「迎える準備として最低限必要なのは“ご飯”と“トイレ”と“ケージ”です。“ご飯”は、保護施設で食べていたものが最善ですが、慣れてきたら成長に合わせたものをあげるといいですね。
“トイレ”は、システムトイレや、固まるタイプの猫砂やチップを。システムトイレは、採尿もでき、清潔なので猫にとって快適。一方で、本来、猫は土に排泄していた動物なので自然に近い素材のものがいいとも思います。できれば異なるトイレを並べてその子に選ばせる“トイレブッフェ”がオススメです。
“ケージ”は、自分の居場所を作ってあげるために必要。ケージに毛布をかけたり、布を貼ったり、ケージの中に隠れることができる段ボールを入れてあげると安心できるので、より早く新しい家に慣れてくれるかもしれません。
保護施設にいた成猫は、健康だと言われていても、迎えた後1~2ヵ月後に病気になってしまう可能性もあります。通いやすそうな動物病院をリストアップしておくことも必要です」(山本先生、以下同)
迎える側の家族構成や生活環境によって、保護猫を選ぶ際に気を付けることはありますか?
「子猫は順応性が高いですが、高齢の猫はストレスを感じやすいので、小さなお子さんがいる家庭は、10歳以上のシニア猫ではなく、若い猫の方が慣れやすいでしょう。以前にも猫を飼ったことがあり、お子さんもある程度成長されている場合は、高齢の猫でも大丈夫だと思います」
【2】 保護猫を迎えた後の注意点

保護猫には、人間に慣れていない子、怖いことや寂しい思いを経験した子も多いと思いますが、迎えた後、安心してもらうためにはどうすればいいですか?
「まず、健康状態の管理が重要です。2、3日水を飲まない、ご飯を食べないと、脱水により腎臓が悪くなってしまうので動物病院や保護施設に相談しましょう。
“体重管理”は、生まれて間もない猫なら毎日、成猫なら週1~月1で測りましょう。体重が迎えた時から減っているようなら病院へ。逆に増えすぎるのも糖尿病や膀胱炎のリスクが上がり、皮膚炎にもなりやすくなってしまいます。太り続けるようでしたら、フードに表記された適量から5%減らしてみてください。
ケージから出て部屋を探索するなど好奇心が出るのはリラックスしてきたサインです。ただし、“脱走”には注意が必要。脱走対策としては、“猫ゾーン”と“それ以外のゾーン”を区切るだけで十分です。うちは玄関→廊下→リビングなので、リビングを2重扉にして廊下に出ないようにしています。うちの子も二重扉をすり抜けたりするのですが、その際はすぐ戻すようにしています。怒ったりせず、“廊下に出たらすぐに戻される”と学ばせて、猫にもルールを守ってもらうようにすることが大事です。ベランダに出たがる子の場合は、ベランダ全体をネットで覆ったり、窓には鍵をかけるなどの対策を」
【3】 保護猫が慣れてくれたとわかるサイン

保護猫を迎えた後、“家に慣れてくれたかも”とわかるような行動はありますか?どのくらいから抱っこしたりしてもいいですか?
「猫がゆっくり瞬きをする“スロープリンク”は、“信頼している”というサインです。また、撫でさせてくれたり、ピュリング(のどをゴロゴロ鳴らす)するようになれば、“もう慣れている”と認識していいと思います。ただし、中には、撫でられるのがあまり好きではない、抱っこが苦手、という子もいます。人間は“抱っこ”で愛情をしめす動物ですが、猫は母猫でも抱っこはしないので、宙に浮かされて拘束されると感じてしまうのだと思います。
猫の中ではお互いに毛づくろいする “アログルーミング”が好意をしめす行動なので、そうした仕草をしてきたり、こちらがするのを許容してくれたらリラックスしている証拠。愛情を感じてくれていると認識していいと思います」
さらに具体的な対策や注意点などをうかがうため、昨年、保護猫を迎えたばかりの当記事担当者が、今、実際に困っていることについて、山本先生にアドバイスをいただきました。

Q1.多頭飼いでの猫同士の相性について。
昨年秋に、10歳の女の子と、3歳の男の子の2匹の保護猫を迎えました。若い男の子は興味津々ですが、シニアの女の子は近寄られるのも嫌なようで…。2匹以上の保護猫を迎える際、年齢、性別、相性の問題などで気を付けることはありますか?
「一般論として、年齢が近い方が仲良くなりやすいようです。兄弟姉妹や、保護施設で仲良しの2匹ならいいですね。“オス同志だとケンカになりやすい”とも言われていますが強い科学的根拠はありません。ただし、未去勢のオス同士は危険なので必ず去勢はしましょう。人間がケガをするくらいに猫同士の仲が悪くなってしまうようなら、早めに動物病院や保護施設に相談することをオススメします。
マウンティングでオスがメスに覆いかぶさったり、ネックグリップ(首の後ろに噛みついく)をすることなどもあるかと思いますが、本気のケンカでなければ隔離までしなくても大丈夫。鼻を擦りつけあって匂い交換をしてくれれば仲良くなると思いますが、やらない場合はお互いのタオルを交換したりして匂いを嗅がせるといいですね」

Q2.フードについて。
ドライフードとウエットフード、どちらがいいのか迷っています。ウエットフードだと、歯周病の心配もあって…。
「今、猫の尿路結石が増えています。ドライフード100%の猫と、ウエットフードも食べている猫だと、前者の方が圧倒的に尿路結石になりやすいという結果が出ています。ちなみに、うちではウエットフードとドライフードを一緒にあげています。
ウエットフードの方が歯周病になりやすいという点もありますが、歯周病は歯磨きなどのケアで防げますが、尿路結石は防げないし、詰まる場所によっては手術が必要になります。尿管はとても細いので手術は専門医でないと難しく、費用もかかるので、予防することが大事です」

Q3.猫に快適な室温について。
夏の暑さと冬の寒さが心配です。猫にとっての適温は20~28℃と言われていますが、エアコンの冷房の嫌いな猫の場合は、どうすればいいでしょうか?
「匂いなのか風なのか冷房が嫌いな猫はいますが、夏はエアコンをつけて部屋の扉を開けて、出入りできるようにしておけば安心です。冬は、人間が寒くないくらいの温度であれば猫も平気だと思います。
授乳期の猫は体温管理をしないと命に係わるので、母親の体温に近い30℃くらいに保つことが重要ですが、成猫であれば人間の適温に合わせて大丈夫です」

Q4.猫の病院嫌いについて。
病院に連れていく際、キャリーケージに入るのを嫌がります。何か対処法はありますか?
「ケージトレーニングを推奨しています。ケージに入れるけれど病院には行かず、しばらくしたら出してあげる、という行為を繰り返して、“ケージ=病院”というイメージを払拭していきます。それに慣れてきたら、ケージに入れて車に乗せるけれど病院には行かない、を繰り返して。また、ケージの中に好きなおやつを入れたりして“ケージに入るといい事がある”と認識させながらだといいですね」

Q5.猫と旅行できる?
今回、番組では、フランスから愛猫と一緒に日本に旅行にやって来た方に密着しています。猫と一緒に旅行するのが夢なのですが、訓練などによって実現可能でしょうか?
「その子の特性によります。人間でも同じで、生まれつき演技が上手いとか、大勢の前でも動じない子がいる、そういう生まれ持った素質だと思います。一緒に外出できるのは、“何があっても落ち着いていられること”が大事。人がたくさんいる、車が走ってくる…など普通なら逃げ出すようなことがあっても留まっていられる子。今回登場するヴァサンさんの愛猫ミリアちゃんのように、あそこまで落ち着いている子はめったにいません。“育てる”“訓練する”というより、その子が持っている“特性”を見出すという感じですね。
ミリアちゃんのような特別な子の場合は除いて、基本的には、猫と一緒に旅行はしない方がいいのではないでしょうか。ご実家や別荘など同じ場所に何度も行くのであれば多少は慣れるかもしれないですが、毎回新しい場所に行くことは、その都度緊張状態になってしまうと思います」

山本先生も出演の「猫の幸せ 私の幸せ~猫のこと、ちゃんと考える~」では、「初めてシャーシャー猫を迎える子供たちに密着」「愛猫を連れて日本を旅するフランス人」「保護された猫の行方」をお届け。この他、猫の番組は「BSキャッ東」で!
【プロフィール】
山本宗伸(やまもと・まさのぶ)
猫専門病院「Tokyo Cat Specialists」院長。獣医学生時代から猫医学の知識習得に力を注ぎ、都内猫専門病院で副院長を務めた後、ニューヨークの猫専門病院「Manhattan Cat Specialists」で1年間研修、2016年、東京・三田に猫専門病院「Tokyo Cat Specialists」を開業。自宅には日本猫の“カツオ(♂)”とノルウェージャンフォレストの“ハモ”(♀)と“ホタテ”(♀)の3匹に囲まれ幸せな日々を送っている。「3匹ともすごく懐いてくれていて、僕が動くたびに3匹も一緒についてきたりしてすごく可愛いですね」。まさに猫三昧の生活を満喫中。
X:@soshinyamamoto
Instagram:@tokyo.cat.specialists
画像素材:PIXTA
番組に出演する猫専門病院「Tokyo Cat Specialists」院長・山本宗伸先生にインタビュー。小学生の頃に授乳期の子猫を保護したことをきっかけに猫に魅了されて獣医師の道へ、今は3匹の保護猫と暮らしている山本先生。保護猫を迎えたいけれど…「保護猫って懐いてくれるのかしら」「どんな子を選んだらいいの?」「環境作りやお世話は特別なことが必要?」などの心配や不安について、猫も人間も幸せに暮らすための秘訣をうかがいました。
【動画】猫ちゃんの眠いの我慢ウトウト対決「かわいい大図鑑」
猫専門医・山本宗伸先生に聞く“保護猫”を迎える準備
山本宗伸先生の愛猫 左から カツオ♂ ハモ♀ ホタテ♀【1】 保護猫を迎えるにあたっての準備と心構え

まずは、保護猫を迎える前に準備すること、また保護猫だからこその気遣いや心構えなどを教えてください。
「迎える準備として最低限必要なのは“ご飯”と“トイレ”と“ケージ”です。“ご飯”は、保護施設で食べていたものが最善ですが、慣れてきたら成長に合わせたものをあげるといいですね。
“トイレ”は、システムトイレや、固まるタイプの猫砂やチップを。システムトイレは、採尿もでき、清潔なので猫にとって快適。一方で、本来、猫は土に排泄していた動物なので自然に近い素材のものがいいとも思います。できれば異なるトイレを並べてその子に選ばせる“トイレブッフェ”がオススメです。
“ケージ”は、自分の居場所を作ってあげるために必要。ケージに毛布をかけたり、布を貼ったり、ケージの中に隠れることができる段ボールを入れてあげると安心できるので、より早く新しい家に慣れてくれるかもしれません。
保護施設にいた成猫は、健康だと言われていても、迎えた後1~2ヵ月後に病気になってしまう可能性もあります。通いやすそうな動物病院をリストアップしておくことも必要です」(山本先生、以下同)
迎える側の家族構成や生活環境によって、保護猫を選ぶ際に気を付けることはありますか?
「子猫は順応性が高いですが、高齢の猫はストレスを感じやすいので、小さなお子さんがいる家庭は、10歳以上のシニア猫ではなく、若い猫の方が慣れやすいでしょう。以前にも猫を飼ったことがあり、お子さんもある程度成長されている場合は、高齢の猫でも大丈夫だと思います」
【2】 保護猫を迎えた後の注意点

保護猫には、人間に慣れていない子、怖いことや寂しい思いを経験した子も多いと思いますが、迎えた後、安心してもらうためにはどうすればいいですか?
「まず、健康状態の管理が重要です。2、3日水を飲まない、ご飯を食べないと、脱水により腎臓が悪くなってしまうので動物病院や保護施設に相談しましょう。
“体重管理”は、生まれて間もない猫なら毎日、成猫なら週1~月1で測りましょう。体重が迎えた時から減っているようなら病院へ。逆に増えすぎるのも糖尿病や膀胱炎のリスクが上がり、皮膚炎にもなりやすくなってしまいます。太り続けるようでしたら、フードに表記された適量から5%減らしてみてください。
ケージから出て部屋を探索するなど好奇心が出るのはリラックスしてきたサインです。ただし、“脱走”には注意が必要。脱走対策としては、“猫ゾーン”と“それ以外のゾーン”を区切るだけで十分です。うちは玄関→廊下→リビングなので、リビングを2重扉にして廊下に出ないようにしています。うちの子も二重扉をすり抜けたりするのですが、その際はすぐ戻すようにしています。怒ったりせず、“廊下に出たらすぐに戻される”と学ばせて、猫にもルールを守ってもらうようにすることが大事です。ベランダに出たがる子の場合は、ベランダ全体をネットで覆ったり、窓には鍵をかけるなどの対策を」
【3】 保護猫が慣れてくれたとわかるサイン

保護猫を迎えた後、“家に慣れてくれたかも”とわかるような行動はありますか?どのくらいから抱っこしたりしてもいいですか?
「猫がゆっくり瞬きをする“スロープリンク”は、“信頼している”というサインです。また、撫でさせてくれたり、ピュリング(のどをゴロゴロ鳴らす)するようになれば、“もう慣れている”と認識していいと思います。ただし、中には、撫でられるのがあまり好きではない、抱っこが苦手、という子もいます。人間は“抱っこ”で愛情をしめす動物ですが、猫は母猫でも抱っこはしないので、宙に浮かされて拘束されると感じてしまうのだと思います。
猫の中ではお互いに毛づくろいする “アログルーミング”が好意をしめす行動なので、そうした仕草をしてきたり、こちらがするのを許容してくれたらリラックスしている証拠。愛情を感じてくれていると認識していいと思います」
保護猫を迎えた後の悩みを相談
さらに具体的な対策や注意点などをうかがうため、昨年、保護猫を迎えたばかりの当記事担当者が、今、実際に困っていることについて、山本先生にアドバイスをいただきました。

Q1.多頭飼いでの猫同士の相性について。
昨年秋に、10歳の女の子と、3歳の男の子の2匹の保護猫を迎えました。若い男の子は興味津々ですが、シニアの女の子は近寄られるのも嫌なようで…。2匹以上の保護猫を迎える際、年齢、性別、相性の問題などで気を付けることはありますか?
「一般論として、年齢が近い方が仲良くなりやすいようです。兄弟姉妹や、保護施設で仲良しの2匹ならいいですね。“オス同志だとケンカになりやすい”とも言われていますが強い科学的根拠はありません。ただし、未去勢のオス同士は危険なので必ず去勢はしましょう。人間がケガをするくらいに猫同士の仲が悪くなってしまうようなら、早めに動物病院や保護施設に相談することをオススメします。
マウンティングでオスがメスに覆いかぶさったり、ネックグリップ(首の後ろに噛みついく)をすることなどもあるかと思いますが、本気のケンカでなければ隔離までしなくても大丈夫。鼻を擦りつけあって匂い交換をしてくれれば仲良くなると思いますが、やらない場合はお互いのタオルを交換したりして匂いを嗅がせるといいですね」

Q2.フードについて。
ドライフードとウエットフード、どちらがいいのか迷っています。ウエットフードだと、歯周病の心配もあって…。
「今、猫の尿路結石が増えています。ドライフード100%の猫と、ウエットフードも食べている猫だと、前者の方が圧倒的に尿路結石になりやすいという結果が出ています。ちなみに、うちではウエットフードとドライフードを一緒にあげています。
ウエットフードの方が歯周病になりやすいという点もありますが、歯周病は歯磨きなどのケアで防げますが、尿路結石は防げないし、詰まる場所によっては手術が必要になります。尿管はとても細いので手術は専門医でないと難しく、費用もかかるので、予防することが大事です」

Q3.猫に快適な室温について。
夏の暑さと冬の寒さが心配です。猫にとっての適温は20~28℃と言われていますが、エアコンの冷房の嫌いな猫の場合は、どうすればいいでしょうか?
「匂いなのか風なのか冷房が嫌いな猫はいますが、夏はエアコンをつけて部屋の扉を開けて、出入りできるようにしておけば安心です。冬は、人間が寒くないくらいの温度であれば猫も平気だと思います。
授乳期の猫は体温管理をしないと命に係わるので、母親の体温に近い30℃くらいに保つことが重要ですが、成猫であれば人間の適温に合わせて大丈夫です」

Q4.猫の病院嫌いについて。
病院に連れていく際、キャリーケージに入るのを嫌がります。何か対処法はありますか?
「ケージトレーニングを推奨しています。ケージに入れるけれど病院には行かず、しばらくしたら出してあげる、という行為を繰り返して、“ケージ=病院”というイメージを払拭していきます。それに慣れてきたら、ケージに入れて車に乗せるけれど病院には行かない、を繰り返して。また、ケージの中に好きなおやつを入れたりして“ケージに入るといい事がある”と認識させながらだといいですね」

Q5.猫と旅行できる?
今回、番組では、フランスから愛猫と一緒に日本に旅行にやって来た方に密着しています。猫と一緒に旅行するのが夢なのですが、訓練などによって実現可能でしょうか?
「その子の特性によります。人間でも同じで、生まれつき演技が上手いとか、大勢の前でも動じない子がいる、そういう生まれ持った素質だと思います。一緒に外出できるのは、“何があっても落ち着いていられること”が大事。人がたくさんいる、車が走ってくる…など普通なら逃げ出すようなことがあっても留まっていられる子。今回登場するヴァサンさんの愛猫ミリアちゃんのように、あそこまで落ち着いている子はめったにいません。“育てる”“訓練する”というより、その子が持っている“特性”を見出すという感じですね。
ミリアちゃんのような特別な子の場合は除いて、基本的には、猫と一緒に旅行はしない方がいいのではないでしょうか。ご実家や別荘など同じ場所に何度も行くのであれば多少は慣れるかもしれないですが、毎回新しい場所に行くことは、その都度緊張状態になってしまうと思います」

山本先生も出演の「猫の幸せ 私の幸せ~猫のこと、ちゃんと考える~」では、「初めてシャーシャー猫を迎える子供たちに密着」「愛猫を連れて日本を旅するフランス人」「保護された猫の行方」をお届け。この他、猫の番組は「BSキャッ東」で!
【プロフィール】
山本宗伸(やまもと・まさのぶ)
猫専門病院「Tokyo Cat Specialists」院長。獣医学生時代から猫医学の知識習得に力を注ぎ、都内猫専門病院で副院長を務めた後、ニューヨークの猫専門病院「Manhattan Cat Specialists」で1年間研修、2016年、東京・三田に猫専門病院「Tokyo Cat Specialists」を開業。自宅には日本猫の“カツオ(♂)”とノルウェージャンフォレストの“ハモ”(♀)と“ホタテ”(♀)の3匹に囲まれ幸せな日々を送っている。「3匹ともすごく懐いてくれていて、僕が動くたびに3匹も一緒についてきたりしてすごく可愛いですね」。まさに猫三昧の生活を満喫中。
X:@soshinyamamoto
Instagram:@tokyo.cat.specialists
画像素材:PIXTA
記事提供元:テレ東プラス
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