【R33 GT-R】伝説の「NISMO 400R」が競売へ!予想価格は驚愕の1.6億円超え
イチオシスト
生産台数わずか44台、日産 R33スカイライン GT-Rの究極系である「NISMO 400R」が米国のオークションに登場する。レイニック製2.8リッターエンジンを搭載し、当時の自主規制を打ち破った伝説のコンプリートカー。その極上の個体に付けられた、目が飛び出るような予想落札価格とは。
計画された100台のうち、実際に製造されたのはわずか44台に過ぎなかったことを考えれば、NISMO 400Rが売りに出されること自体が驚きである。そして、いざ売りに出されたとなれば、「やれやれ(Hoo boy)」、かなりの大金を支払う覚悟をしておいた方がいい。
実際、ブロードアロー(Broad Arrow)が主催する近日開催のアメリア・オークションで、この特別な「グランツーリスモ」のアイコンを手に入れるためには、おそらく……100万ドル(1億5300万円)を手放すことになるだろう。
そう、この1996年式スカイラインの予想落札価格は、90万ドルから110万ドル(1億3700万〜1億6800万円)とされている。ただし、走行距離はわずか1万100マイル(1万6250km)だ。そして何より、こいつは400Rなのだ。
この車を生み出すために、日産モータースポーツ(NISMO)はR33型GT-R Vスペックをベースに、その性能を限界まで引き上げた。RB26エンジンは、レイニック(REINIK ※1)によってチューニングされ、排気量は2.8リッターに拡大された。そこにN1仕様のツインターボチャージャーが装着されている。内部は鍛造パーツで強化され、レッドラインは9,000回転、チタンマフラーとカーボンプロペラシャフトを装備し、最高出力は400英馬力(405PS)まで高められた。そう、当時の「280馬力自主規制(※2)」を公然と破ったのである。
4輪駆動、4輪操舵(4WS)、ビルシュタイン製サスペンション、強化ブレーキ、ワイドボディキット、そしてカーボンケブラー製ボンネットを備え、ベースとなったVスペックを遥かに凌駕する存在となった。0-60マイル(96km/h)加速は約4秒で処理され、最高速度は186マイル(300km/h)に達した。ああ、それからグローブボックス内には追加のアナログメーター(※3)が装備されている。我々の見解では、それだけで100万ドルの価値があると思うね。
【補足・注釈】
※1 レイニック(REINIK): 日産のレース用エンジン開発を担当していた子会社(現・レイマックス)。グループAレースで無敵を誇った「カルソニック スカイライン」のエンジンも彼らが手掛けた。400Rに搭載されたエンジンは「RB-X GT2」と呼ばれる特別なユニットである。
※2 280馬力自主規制: 1989年から2004年まで日本の自動車メーカー間で結ばれていた、カタログ出力を280PSに抑えるという紳士協定。400Rはその禁を破った象徴的なモデルの一つ。
※3 グローブボックス内のメーター: 400R専用の3連メーター(油圧、油温、ブースト計など)のこと。
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=海外の反応=
「トップギアで中古車マニアのリッチーはこれを手に入れたほうがいい。そうしないと、また別のレストア車に同じかそれ以上の金を費やすことになるぞ」
↑「彼の気を引くには、もっと錆びてて、怪しい履歴がないとな。あと、もう少しパジェロっぽい形をしてないと」
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