大井川鐵道が4月6日にダイヤ改正 下りEL急行の発車時刻を統一、朝の普通列車を川根温泉笹間渡まで延長
イチオシスト

大井川鐵道(静岡県島田市)は9日、大井川本線および井川線のダイヤ改正を2026年4月6日(月)に実施すると発表しました。今回の改正の目玉は「分かりやすさ」と「利便性」の向上。観光の看板であるEL(電気機関車)急行列車は、新金谷駅の発車時刻を「毎時10分」に統一し、記憶しやすいダイヤへと進化。また、朝の普通列車の運転区間を「川根温泉笹間渡」まで延長することで、宿泊客や早朝からの観光客が使いやすいアクセス環境を整えます。春の行楽シーズンに向け、鉄道旅の計画がよりスムーズになるニュースです。
EL急行は「新金谷10分発」に統一、JR接続の金谷乗り入れも継続
大井川鐵道の旅といえば、蒸気機関車もさることながら、レトロな客車を牽引するEL(電気機関車)急行列車が人気です。今回の改正では、この急行列車の時刻がスッキリと整えられました。
【参考】アジア初!「きかんしゃパーシー号」実車運行 大井川鐵道「DAY OUT WITH THOMAS 2026」初の通年開催へ(※2026年2月掲載記事)
https://tetsudo-ch.com/13022405.html
これまで便によって10分、11分と微妙に異なっていた新金谷駅の発車時刻を、すべて「毎時10分」に統一します。
【改正後の時刻表】
・すまた1号: 金谷 10:00発 → 新金谷 10:10発 → 家山 10:42発 → 川根温泉笹間渡 10:48着
・かわかぜ1号:金谷 12:00発 → 新金谷 12:10発 → 家山 12:42発 → 川根温泉笹間渡 12:48着
・奥大井1号:金谷 15:00発 → 新金谷 15:10発 → 家山 15:40発 → 川根温泉笹間渡 15:51着
これにより「ELは10分発」と記憶しやすくなり、旅のスケジュール管理が楽になります。
また、昨年の変更で好評だった「金谷駅へのEL乗り入れ」も継続されます。JR東海道線と接続する金谷駅から直接EL急行に乗車できるため、東京や大阪方面から新幹線を利用して訪れる旅行者にとって、乗り換えの手間が少なく、スムーズに大井川の旅をスタートできます。
朝の普通列車を「川根温泉」まで延長、チェックアウト後の移動が快適に
普通列車に関するトピックも。現行ダイヤでは「金谷 8:53発・新金谷行き」となっている朝の列車が、改正後は「川根温泉笹間渡」まで区間延長されます。
これにより、金谷 8:53発の列車に乗ると、人気の温泉スポットである川根温泉笹間渡駅に 9:34 に到着します。また、折り返しの上り列車として「川根温泉笹間渡 9:45発・金谷行き」も設定されます。
この変更は、沿線の「川根温泉ホテル」などを利用する宿泊客にとって朗報です。チェックアウト後にちょうど良い時間の列車が設定されることで、スムーズに帰路についたり、午前中から奥大井エリアへ足を伸ばして散策したりすることが容易になります。
「覚えやすさ」は最大のサービス、観光周遊のハードルを下げる一手
不規則な発車時刻は意外なストレスになるもの。今回の改正で下りEL急行の発車時刻がパターン化されたことは、心理的なハードルを下げる「見えないサービス向上」と言えるでしょう。
注目は朝の普通列車の延長運転です。大井川鐵道沿線は、SLやELに乗ること自体が目的になりがちですが、川根温泉エリアへのアクセス強化は「沿線での滞在・宿泊」を後押しします。9:45に川根温泉を出れば、10:27には金谷に戻れるため、午後の早い時間には静岡市内や次の目的地へ移動できる計算です。
「乗って楽しい」だけでなく「泊まって便利」な鉄道へ。2026年の大井川鐵道は、よりフレンドリーな観光路線へと進化しています。
4月6日からの新ダイヤ概要
・ダイヤ改正日 2026年4月6日(月)
・主な変更点
1.EL急行列車の時刻統一 下り列車(金谷発)の発車時刻を 10:00、12:00、15:00 に設定。新金谷発はすべて「毎時10分」発車。
2.普通列車の運転区間延長 下り:金谷 8:53発 → 川根温泉笹間渡 9:34着 上り:川根温泉笹間渡 9:45発 → 金谷 10:27着 ※いずれも主要駅の時刻。
3.井川線のダイヤ 井川線(南アルプスあぷとライン)についても同日改正が行われます。詳細は大井川鐵道公式サイト等をご確認ください。
春の風が心地よい大井川流域。新しくなったダイヤを利用して、ぜひお出かけください。
(画像:大井川鐵道)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
記事提供元:旅とおでかけ 鉄道チャンネル
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
