米下部ツアーでは苦戦中… 小平智が今季2試合目の国内ツアー参戦「自信をつけてまた海外に」
<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 事前情報◇10日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ (北海道)◇7178ヤード・パー72(予選)、7096ヤード・パー71(決勝)>
米下部ツアーのコーン・フェリーツアーを主戦場にしている34歳・小平智が今季2試合目の国内ツアーに参戦する。10日は、プロアマ戦でコースの感触を確かめた。「僕はこのコースが苦手な印象しかなくて、あまり得意なイメージはない。でも、苦手だって思ってたコースも、ひさびさに帰ってきたら、なんか回りやすいなって思うこともあるんで、試合が楽しみですね」。
昨年12月に行われた米ツアーのQスクール(最終予選会)では、上位5人に当たられるPGAツアーの出場権を1打差で逃した。下部ツアーでは、9試合に出場して予選落ち6回、棄権1回。最高位は1月の試合で記録した38位タイと苦しい結果となっている。
「最初の2カ月間ぐらいは、アメリカではなく行ったことがなかった南米で試合をした。食べるものだったりが全然違ったので、ストレスはあった。でも、ゴルフがうまくいかなったことが1番。今回は休養もかねて日本に帰ってきたので、ここで自信をつけてまた海外にいければなと思います」。今週PGAツアーは“裏大会”の「イスコ選手権」、翌週は「バラクーダ選手権」が開催されるが、出場することが叶わず、今大会参戦を決めた。
6月の「UNCヘルス選手権」では、下部ツアー2年目の大西魁斗がツアー初優勝。後輩の活躍が刺激になっている。「魁斗は一緒に戦っている仲間なので、うれしかったですし、ぜひPGAの資格をとってもらいたい。自分もPGAに戻れるように頑張りたい」。今後は、キャディやマネジャーなどと相談して出場する試合を決めていく予定だ。
今大会は、石川遼、岩田寛と日本ツアー時代から切磋琢磨をしてきた“盟友”たちと予選ラウンドを戦う。「遼とは学生時代から仲がいいですし、寛さんはプライベートでも仲が良いので、2人とラウンドをするのは楽しみですね」。再び自信をつかむ一戦にしたい。(文・神吉孝昌)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。