「実はこの形の方が好き」大型ヘッド好きだったネリー・コルダが『Qi4D』ドライバーで16勝目【WITB】
イチオシスト
<ヒルトングランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 最終日◇1日◇レイクノナG&CC(フロリダ州)◇6624ヤード・パー72>
2026年のLPGAツアー開幕戦を制したのは、ネリー・コルダだった。最終日は寒波による強風で競技短縮(54ホール)という異例の幕切れとなったが、第3ラウンドで叩き出した「64」というスコアは、フィールド平均を9ストロークも上回る圧倒的なものだった。
その快進撃を支えたのが、テーラーメイドの最新作『Qi4D』ドライバーだ。米国テーラーメイドは「ネリー・コルダは2年以上同じドライバーを使い続けました。実際、彼女は8年間同じヘッド形状のドライバーを使い続けています。では、なぜ彼女はLPGAツアー15勝とメジャー2勝に貢献したものから、わざわざドライバーを替えたのでしょうか?」とその内幕を明かす。
8年のこだわりを覆した「意外な一言」
ネリーといえば、道具に対して保守的なことで知られる。特にドライバー選びはセンシティブで、前々作の『Qi10 MAX』も長期のテストを経て変更したモノを2年以上同じ個体を使い続け、同社と契約前を含むここ8年間ほど、同じような投影面積の大きなモデルに固執してきた。
「アドレスで見下ろした時に、ボールをつかまえられるイメージが持てるかどうか」が彼女の絶対条件で、これまでのコンパクトなヘッド形状では、彼女の持ち球であるドローを打つための「ターンオーバー(ヘッドを返す動き)」がしにくいと感じていた。が、今回最新の『Qi4D』をわずか20球ほど打った後、彼女はツアー担当者にこう漏らしたとか。
「実はこの(Qi4Dの)形の方が好きかもしれない」。8年もの間、やさしい形状にこだわってきたと思われていたが、実はターンオーバーが快適ならシュッとした見た目の方が好みと明かした。形状が決まれば話しは早く、ツアー担当は『Qi4D』の4つのTASウェイトを駆使。
この見た目でも彼女が「簡単にターンオーバーできる」重心特性をつくるため、ヒール後方をわずかに重い5g(それ以外は3g)とし、ややアップライトなスリーブ設定と、少し多めのロフト設定で、一貫したドローを打てる新たな相棒が誕生した。
3mph増と「データ」が導くシャフト変更
形状への信頼が固まると、結果はすぐについてきた。初期テストでは「ボール初速が即座に3マイル(約1.3m/s)向上した」と同社。加えて平均的なショットでは2400~2500回転でスピン量が安定し、ミスヒットでも2600回転と安定。「彼女は見た目や感触、コントロール性をすごく気に入っていて今ではスピンのことなど気にしていません」。
「シャフト変更」という、もう一つの意外な決断にも注目だ。テーラーメイド独自のシャフト推奨システムに彼女のスイングデータを入力したところ、これまでの『ディアマナGT60S』の代わりに“最適”と推奨されたのは、グラファイトデザイン『Tour AD FI 6-S』だったとか。
これまでよりも先端がわずかに硬いシャフトへの変更は、一見するとハードに思えるが、データは「この硬さがドローのコントロール性を高めスピードを最大化する」と物語っていたという。今大会の平均飛距離は272.17ydの1位で、FWキープ率50%は34位タイだった。
【ネリー・コルダの同社使用ギア】
1W:テーラーメイド Qi4D(10.5° Tour AD FI-6S)
3,7W:テーラーメイド ステルス2(15,21°)
5I:テーラーメイド P770(2024)
6I~PW:テーラーメイド P7CB
A,SW:MG4(50°)、MG5プロトタイプ(54°)
PT:テーラーメイド NKプロト(TPリザーブB31)
BALL:テーラーメイド TP5x
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