南野拓実が負傷離脱で森保ジャパンに"大問題"発生! 久保建英に「栄光の背番号8」を!!
イチオシスト

得点関与数で堂々のチームトップに立つ久保建英
W杯での森保ジャパンの成績を左右する「背番号8」問題。本大会まで5ヵ月を切った今、われわれは真剣にこの問題を議論しなければならない――。
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【日本代表が決勝Tに進出した全4大会で「背番号8」が得点に関与している】6月から始まるW杯北中米大会を前に、サッカー日本代表に激震が走った。
森保ジャパンで最多出場&最多ゴールを記録する南野拓実が昨年末に左膝前十字靱帯を断裂。一般的に全治8~10ヵ月とされる大ケガを負い、5ヵ月後に迫るW杯本大会への出場は現時点で絶望的だ。
南野は第2次森保体制でシャドーの一角を担い、攻守に躍動。歴史的勝利を挙げた昨年10月のブラジル戦でも反撃ののろしを上げるゴールを決めるなど、チームにとって必要不可欠な存在ゆえ、影響は大きいだろう。
さらに、南野の負傷離脱によって、戦力面以外でも悩ましい問題が発生している。それは代表で南野のつけていた「背番号8」をW杯で誰が背負うのか、という難題だ。

大黒柱として森保ジャパンを牽引してきた南野だが、昨年末に左膝前十字靱帯を断裂。6月から始まるW杯本大会への出場は現時点で絶望的だ
たかが背番号と侮るなかれ。「背番号8」はW杯における日本代表の最重要ナンバーなのだ!
どういうことか。日本代表が出場した過去7大会のデータをひもといてみよう。
初出場を果たした1998年フランス大会以降、日本代表はW杯本大会で全25ゴールを記録しているが、背番号別の内訳は以下のとおり。
4ゴール......8
3ゴール......9・18
2ゴール......4・5・7・10・14
1ゴール......11・15・17・20・25
過去7大会では、エースナンバーである背番号9や背番号10を差し置いて、「背番号8」が最多4ゴールを叩き出しているのだ。
それだけではない! 「背番号8」が得点に関与した大会で日本代表は好成績を収めている、というジンクスも存在する。
日本代表が決勝トーナメントに進出したのは2002年日韓大会、2010年南アフリカ大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会の4大会。そのすべての大会で「背番号8」を着用した選手がゴールかアシストを記録しているのだ。
2002年日韓大会では、森島寛晃がチュニジア戦で値千金の先制ゴール。2010年南アフリカ大会では、松井大輔がカメルーン戦で本田圭佑のゴールをアシスト。2018年ロシア大会では、原口元気がベルギー戦で右足を一閃して先制ゴール。2022年カタール大会では、堂安 律がドイツ戦とスペイン戦でそれぞれ貴重な同点ゴールを記録している。
これらのデータが証明するとおり、「背番号8」はW杯における日本代表のラッキーナンバーであり、大会の結果を左右する最重要ナンバーなのだ。

森島寛晃(2002年 日韓大会)

松井大輔(2010年 南アフリカ大会)

原口元気(2018年 ロシア大会)

堂安 律(2022年 カタール大会)
そこで、だ。南野から「背番号8」を譲り受けるのは誰になるのか。それが問題だ。
前述のとおり、南野は森保ジャパンでの最多得点者であり、彼以上の適任者はほかにいない。ひょっとすると、日本サッカー協会も北中米大会でこのジンクスが継続することを予見し、カタール大会後に背番号10からの変更を実施したのかもしれない――。
ちなみに、カタール大会では、長年にわたって「背番号8」を背負ってきた原口がまさかのサプライズ落選。本大会では、原口を慕っていた堂安が「背番号8」を譲り受け、ドイツ戦、スペイン戦での劇的ゴールが生まれた。
今大会でも同じようなドラマは生まれるのか?
グループリーグを勝ち抜き、「最高の景色」を見るためには「背番号8」の躍動が必要不可欠。だからこそ、攻撃の要の選手が着用すべきだろう。
カタール大会以降の第2次森保体制で6ゴール&16アシストを挙げ、得点関与数で堂々のチームトップに立つ久保建英こそ、「背番号8」にふさわしいのではないか。
現在、久保は背番号20を着用しているが、W杯において必ずしも縁起のいいナンバーではない。前回カタール大会で着用した背番号11も同様だ。
背番号11は、2002年日韓大会のベルギー戦で鈴木隆行が小野伸二のロングパスに抜け出して爪先で合わせた1点のみ。
背番号20も、2006年ドイツ大会のブラジル戦で玉田圭司が三都主アレサンドロのスルーパスに反応して左足を一閃した1点のみ。
共に日本サッカー史に刻まれる印象的なゴールだが、それ以降の大会で背番号11、背番号20を着用した選手たちは思うように輝けていない。
W杯を戦う日本代表にとって、「背番号8」は単なるレギュラー格の1桁ナンバーではないのだ。
「タキ」から「タケ」へ――。
日本サッカーの未来を切り開くため、今こそ、久保に「栄光の背番号8」を!
取材・文/週プレジンクス調査班 写真/時事通信社
記事提供元:週プレNEWS
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