【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.39)
イチオシスト

【問題】
次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。
先日、町内会の清掃活動に参加しました。普段は挨拶程度しか交わさないご近所さんとも、一緒に汗を流すことで自然と会話が弾みました。「お宅の庭のバラ、いつも綺麗ですね」「この辺りも野良猫が増えましたね」など、何気ない情報交換ができるのも地域の行事ならではです。( 1 )、一人暮らしの高齢の方の安否確認にもなっていることに気づきました。「○○さん、今日は来てないね。風邪でも引いたかな」と誰かが気にかけ、帰りに様子を見に行くことになりました。地域のつながりが希薄になったと言われる現代ですが、こうした小さな活動が、いざという時の助け合いの土台を作っているのだと実感しました。街も心もきれいになる、有意義な日曜日でした。
問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。
A. さらに
B. しかし
C. たとえば
D. つまり
★ ヒント
ヒント1:前では、清掃活動が「ご近所さんとの交流・情報交換の場」になっていることを述べています。
ヒント2:後では、それに加えて「安否確認の場」にもなっているという、別の重要な機能を追加しています。前の内容に、さらにプラスの情報を付け加える言葉が入ります。
【解説】

正解:A. さらに
【解説】
( 1 )の前の文章では、清掃活動を通じた「交流」というメリットを述べています。一方、( 1 )の後の文章では、それに加えて「見守り・安否確認」というもう一つの重要な役割があることを述べています。前の事柄に、さらに別の価値や意義を付け加える際に使われる接続詞「さらに」(または「また」)が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・B(しかし):逆説を示すため不適切です。・C(たとえば):具体例を挙げる場合に使います。・D(つまり):要約する場合に使います。
いかがでしたか?地域活動には様々な意義があるのですね。文章の流れを読み取り、情報の追加・展開を把握することは、読解力向上のカギとなります。
さらにもう一問!
記事提供元:脳トレ日和
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