的場浩司が明かす都市伝説&怪談のリアル「身近で起きた体験だった」
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イチオシスト
ライター / 編集
イチオシ編集部 旬ニュース担当
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12月26日(金)夜7時から「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説2025冬」を放送。
身近に潜む都市伝説35連発を一挙に届けるほか、スピンオフ企画「冬の怪談SP」も配信中だ。
「テレ東プラス」は、番組の顔の1人として長年スタジオを見守ってきた的場浩司にインタビュー。見どころはもちろん、都市伝説の魅力、人生哲学までたっぷり語ってもらった。
【動画】スピンオフ「冬の怪談SP」も配信中!「やりすぎ都市伝説」
「都市伝説を聞くと、子どもの頃のようにワクワクする」

――収録を終えての感想をお聞かせください。
「テンポよく、いろんなジャンルの都市伝説が次々に出てきたのが印象的でした。収録時間は長かったはずなのに、時間を忘れるくらい夢中になりましたね。本編は『誰かに話したい!』と思う話も多く、都市伝説がより身近に感じられました。
スピンオフは従来の色がより濃くて、"信じるか信じないかはあなた次第"にドンハマりする内容。昔からのファンも、新しいファンも、間違いなく楽しめると思います」
――的場さんにとって、都市伝説の魅力とは?
「やはり"半信半疑"の面白さです。子どもの頃は、"口裂け女"や"トイレの花子さん"を本気で信じて怖がっていたけど、大人になるにつれて、怖さよりも面白さを感じるようになった。自分の知らない都市伝説を聞くと、好奇心が刺激されて、子どもの頃と同じ感覚でワクワクします」
――これまで聞いてきた都市伝説の中で、特に印象深いものは?
「本当かもしれないと思ったのは、『コンビニが閉店していく地域は治安が悪化する』という話。『トイレを貸さないコンビニが多い地域は治安が悪い』とも言いますよね。
コンビニがなくなると夜道が暗くなるとか、トイレのゴミ箱に変なものを捨てていく人が増えたとか、理由はいろいろあると思うのですが、確かに治安が良くなさそうだなと。
たまたま近所のコンビニが閉店した直後に聞いたので、身近で起きたリアルな体験としてとても興味深かったです」
――今回はスピンオフへの出演も。怪談を聞いている時も、怖がらずに堂々としている姿が印象的でした。

「過去にとんでもない経験をたくさんしてきたので、怪談を聞いても『あるだろうな』とフラットに受け止めてしまうんです。もちろん、それが偶然なのか、自然現象なのか、精神状態が見せた幻覚なのかは証明できません。でも、亡くなった時の『思い』みたいなものって残ると思うんです。人の思いもそうだし、可愛がっていたペットの魂とかも」
――心霊的なものへの恐怖心はないんですね。
「ないですね。守護霊がいるなら、自分の先祖たちが守ってくれているわけでしょう。だったら、悪霊が出てきたところで、『とりあえず守護霊のみんなで囲んでやっつけてくれよ』って思っちゃう。
もし現場の守護霊だけでダメなら、『その上の先祖も呼んでこい、100人くらい呼んでこい!』って(笑)。本気でそう考えているから、全く怖くないです」
――──怪談を信じるかどうかの判断基準は?
「都市伝説もそうなのですが、自分の頭の中でリアルに想像できて、腑に落ちたら信じます。
知り合いにユタ(沖縄の伝統的な霊能者)の方がいて、以前、『的場さん、体のこの部分の色が良くないから気をつけて』と言われたことがあって。その方の雰囲気からして、決して怖がらせようとして言っているわけじゃないし、僕も怖くない。ものすごく腑に落ちたので、素直にアドバイスとして受け止めて、生活を改めるきっかけにしました」
「死ぬまでに1回でも多く笑えば、自分の勝ち」

――2025年も残りわずか。的場さんにとって今年はどんな1年でしたか?
「正直、かなりしんどい1年でした。ここまでしんどい年は珍しいな、というくらい。怪我をして仕事に影響が出たこともあったし、周りの友人が病気になることも多くて、本当に辛いことが多かったです。
でも、友近さん…いえ、水谷千恵子さんの芸能生活50周年記念公演に出演させていただくなど、楽しい仕事もたくさんありました。しんどいことがないと、楽しいことも楽しいと感じられないと思うんです。毎日うまいものを食べていたら、それが普通になってしまうのと同じ。どん底だと思ったら、『あとは上がるしかねぇよな』ってポジティブに考える。しんどい時こそ、ここから先は上を見るしかねえんだって、無理やりにでもマインドを切り替えます」
――その強靱なメンタルコントロールの秘訣は?
「人生を100とした時、49回泣いたしても、51回笑っていたら勝ちだと思って生きています。
僕はいま56歳。織田信長の『人間五十年』で言えば、とっくに死んでいる年齢。人生100年時代と言われる今でも、もう折り返しは過ぎているから、とことん楽しまなきゃ損じゃないですか。
しんどいことが山ほどあっても、死ぬまでに笑った回数が1回でも多ければ、『俺の人生、楽しかったじゃん』って思える。だからこの先、辛いことも楽しいことも山ほどあると考えています」
――2026年にやりたいことはありますか?
「気のいい奴らと芝居して、遊んで、楽しく生きていきたいですね。
プライベートでは、実は今、単車を探してるんですよ。昔乗っていたタイプの単車にもう一度乗りたくて。でもね…これがめちゃくちゃ高いんです(笑)。
今は旧車ブームなので、昔は新車で50〜60万円だったバイクが、中古で300万円以上する。まともに乗るなら部品取り用の車体も必要で、トータルだととんでもない金額になる。多分、こうやって言っているだけで、結局買わないんじゃないかな(笑)。
僕は基本的に物欲がないんです。その証拠に、『ロレックスの時計を買うぞ』って20年くらい言い続けているのに、まだ買ってない。本心では、そこまで必要としてないのかもしれない。単車も3〜4年探していて、知り合いが見つけてくれても『あったんだ! ありがとう』で終わっちゃう。本当に欲しい"物"って、実はあんまりないのかもしれませんね」
――最後に、番組を楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。
「見応えのある、ドキドキワクワクする都市伝説がたくさん登場します。恋人同士でも、ご家族でも、もちろんお一人でも。たくさん笑って、たくさん疑って、たまに『なるほど』と頷いて。この番組を見て、2025年を楽しく締めくくってもらえたら嬉しいです」
【的場浩司 プロフィール】
1969年3月28日生まれ。埼玉県出身。 1988年に映画「首都高速トライアル」でデビュー。「素顔のままで」(フジテレビ系)、「水戸黄門」(TBS系)、NHK大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」「利家とまつ~加賀百万石物語~」「篤姫」、Vシネマ「CONFLICT~最大の抗争~」シリーズ、「織田同志会 織田誠仁」シリーズなど、数々のヒット作に出演。スイーツ好きとしても知られ、「的場スイーツ」(ワニブックス)など著書も多数。
(取材・文・写真/みやざわあさみ)
記事提供元:テレ東プラス
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