【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.30)
イチオシスト

【問題】
次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。
桜の花が散り始めると、少し寂しい気持ちになります。地面を埋め尽くす薄紅色の花びらは美しいですが、華やかな季節の終わりを告げているようでもあります。( 1 )、見上げてみれば、枝にはすでに鮮やかな若葉が芽吹いています。「葉桜」と呼ばれるその姿は、花のような華やかさはありませんが、生命力に溢れ、初夏の訪れを予感させてくれます。散る花を惜しむのも風流ですが、次に芽吹く命に目を向けるのもまた、季節の楽しみ方の一つです。終わりは始まりでもあります。移ろいゆく季節の中で、常に前を向いて変化し続ける自然の姿に、私はいつも勇気をもらっています。さあ、次は新緑の季節。どんな景色に出会えるか楽しみです。
問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。
A. しかし
B. つまり
C. だから
D. たとえば
★ ヒント
ヒント1:前では、桜が散って「寂しい」「終わりの気配」という少し感傷的な気分が描かれています。
ヒント2:後では、若葉が芽吹く「生命力」「次の始まり」という前向きな発見が描かれています。寂しさから希望へ、視点を切り替える言葉が入ります。
【解説】

正解:A. しかし
【解説】
( 1 )の前の文章では、花が散ることへの寂しさや季節の終わりについて述べています。一方、( 1 )の後の文章では、若葉(葉桜)という新しい命の始まりに目を向け、ポジティブな側面を見出しています。前のムードを一転させ、対照的な事実や希望を提示する逆説の接続詞「しかし」が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・B(つまり):要約する場合に使います。・C(だから):順当な結果を導く場合に使います。・D(たとえば):具体例を挙げる場合に使います。
いかがでしたか?物事の終わりは新しい始まり。ポジティブな視点を持つことは、脳と心の若さを保つ秘訣ですね。
さらにもう一問!
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記事提供元:脳トレ日和
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